山 行 記 録

【平成27年4月23日/金姥〜装束場〜湯殿山南斜面〜月山荘】



湯殿山



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】湯殿山1,500m
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】晴れ
【参考タイム】
月山野営場前バス停9:25=(バス)=姥沢駐車場9:50〜リフト上駅10:40〜金姥(昼食)11:30-12:10〜装束場12:30〜湯殿山13:50〜ネイチャーセンター15:08〜月山野営場前バス停15:20

【概要】
 久しぶりにカミさんとの山スキー。例によって月山野営場前からバスを利用してスキー場に上がった。平日だけにバスの乗客も少なく、姥沢の大駐車場も閑散としていた。いつもはこの時期姥ケ岳から石跳川なのだが、今回は装束場から湯殿山に登る予定をしている。カミさんにとってはわりあいきつめのコース。ボクはぼくで今シーズン湯殿山の山頂を踏んではいないこともあってモチベーションは高い。月山スキー場は先日の北月山以来だが、ここ数日間の好天続きで月山はさらに融雪が進みすでに雪は途切れているようだった。リフト終点からは広大な姥ケ岳東斜面を回り込んでゆく。スキーヤーや登山者は意外といるのだが広大な斜面にあってはほとんど目立たなかった。

 金姥で早めの昼食を取りながら大休止。しばらくのんびりとした時間を過ごした。金姥からはトラバースしながら姥ケ岳の北斜面に回り込む。姥ケ岳は上部付近こそ潅木がでているもののまだ豊富な積雪におおわれている。ここの緩斜面を快適にすべりながら装束場へと向かった。

 装束場から湯殿山の北東尾根を登るのは5年ぶり。山スキーが久しぶりのカミさんは結構疲れているようなのでゆったりとしたペースで登って行く。湯殿山まではいくつかのピークを越えて行かなければならない。ようやく山頂だと思ってもその先に次々とピークが現れる。いわばダマシのピークの連続なのだがカミさんはそのたびに落胆を積み重ねて行く。それだけに登り着いた山頂では感激もひとしお。心地よい達成感に満たされた。

 先ほどまでは山頂にたくさんの登山者がいたのだが、すでに全員下ってしまったらしく人影はなかった。新たに装束場から登ってくる登山者もなく、静かな湯殿山の山頂だった。山頂からは南斜面へと滑り出す。雪面は少しも荒れている様子はなく限りなくフラットだった。途中、カミさんから動画を撮影してもらったりしながらのんびりと下るひとときは楽しいばかり。この広大な斜面がボク達の貸し切りだった。南斜面を優雅に楽しんだ後は南東尾根へと戻って石跳川に降り立った。石跳川では重機が何台か入っていて大きな音を響かせている。橋の補修工事かなにかの作業中のようだった。尾根の融雪は例年よりも早いのだろうが、石跳川には多くの積雪が堆積していてまだほとんど口を開けてはいない。南東尾根から石跳川へはどこからでも降りて行けそうだった。

 重機に圧雪されたツアーコースはそれだけでスキーは良く走った。春風を体全体に受けながら快適に飛ばして行くと前方にネイチャーセンターが見えてくる。ネイチャーセンターはすっかり夏の装いにつつまれていて、建物全体が雪に埋もれていた冬の姿などは想像すらできなかった。ネイチャーセンターでいったんスキーを脱ぐものの、この時期はまだ積雪も多いので、道路を横断すれば再び月山野営場前バス停まで滑って行ける。林間を縫って進むとたちまちバス停へと着いてしまい今日の山スキーは終了。バス停付近の雪壁はまだ2メートル以上はあるので最後はスコップで雪を崩し道路に降り立った。(※作業中)





月山野営錠前バス停で


リフト上駅から金姥へ向かいます


金姥から装束場へのトラバース


姥ケ岳北斜面から装束場までは滑降が楽しめます


装束場から見上げる湯殿山


湯殿山の北東尾根を登る(背後には姥ケ岳)


湯殿山はまもなくです


湯殿山の南斜面


雲ひとつない快晴です


石跳川と湯殿山


ネイチャーセンター


ルート

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