山 行 記 録

【平成27年4月4日/畑〜村山葉山〜大ツボ石沢〜大僧森〜大僧森沢



大僧森



【メンバー】8名(大○、鈴○、安○、伊○、後○、大○、上○、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】葉山1,462m
【地形図】(2.5万)葉山、海味、(20万)仙台
【天候】晴れ(快晴)
【参考タイム】
畑8:10〜尊仏平〜小僧森10:10〜大僧森10:30〜大ツボ石10:40〜葉山10:50-11:05〜大ツボ石沢11:15-12:00〜大僧森12:45〜大僧森沢13:10〜畑14:10

【概要】
 畑からの葉山は1年ぶり。早くも葉山市民荘への除雪が完了したとの情報を知りさっそくの計画である。友人に呼びかけたところ6人ほど集まり、さらに駐車場で安○さんと伊○さんと出会ったことから急遽8名もの大所帯となった。大勢のツアーというのはそれだけで楽しい。朝から快晴の空が広がり天候の心配も皆無だった。

 葉山市民荘前はまだ豊富な残雪に埋まっていた。静寂なブナ林の中、快適なシール登行から始まった。尾根へとあがると展望が一気に開ける。振り返ると朝日連峰や月山がとりわけ白く輝いていて、その大パノラマには思わず足も止まり全員から感嘆の声が響きわたった。尊仏平まで登れば小僧森、大増森が正面に見えてくる。一帯は広い雪原となっていてまるで別世界に遊ぶようでもある。小僧森の急斜面こそスキーを担いだがあとはシールで快適に登って行ける。稜線から北側には大きなカール状の内院が眼下となる。北東の方角には月山がどっしりと居座り、稜線上をたどれば奥ノ院や烏帽子岩などが一望だった。

 ここまでは無風快晴だったのだが、山頂が近づくにつれて風の強さは増す一方となる。さすがに1500m近い山の稜線は違うと言うことだろう。大ツボ石から先はこの強風に終始煽られながらの登りだった。葉山山頂まではおよそ2時間半。のんびりと登ってきてもこんなコースタイムで登れるのがこのコースの良さだろうか。日差しはあってもこの強風の中、山頂で休む気分にもなれず、シールをはがして一路大ツボ石へとトラバース。わずかな移動区間だったがこれだけで強風からは開放されるようだった。

 ボク達は右手に広がる大ツボ石沢に次々と滑降を開始する。昨年は洗濯板のような縦溝の雪面に難儀させられたが、今回は不思議なほど雪面はフラット。前日までの雨はいったいどこに流れたのだろうかとこれには首を捻るばかりである。この最高のコンディションに恵まれたボク達はのびのびとこの大斜面を沢底へと下った。春スキーバンザイ!今日の快適さは誰しもそんな叫び声をあげたいほどの気分だったろうと思われた。

 葉山の山頂からおよそ250m下りた地点でしばらくランチタイムを楽しんだ。遅れて出発した安○さんたちも間もなく合流すると、、大ツボ石沢には賑やかな笑い声が響きわたるようだった。休憩地点からは大増森への登り返しとなる。両側を大きな尾根に挟まれたこの空間はほぼ無風状態。正午を過ぎると気温はますます上昇し、額からは止めどもなく汗が流れた。大休止後の急登ほどつらいものはない。疲れ切った両足を引きずるようにしながら少しずつ高度を上げて行く。みあげると大僧森の丸味を帯びた山頂が目前に迫っていた。

 再び立った大増森のピークから今度は大僧森沢の滑降が待っている。大僧森からの眺めは最高でしばらくのんびりしていたいような風景が広がっていた。今度の滑降高度はほぼ500m。さらに雪が緩んだ斜面はほどよいザラメとなりスキーはよく走った。天候や積雪のコンディションは最高なのに自分の体力だけはそうもゆかずところどころで立ち止まらなければならないのがつらい。柳ノ沢コースとの分岐点まで下ったところでのんびりと休憩タイムだ。シールを貼って葉山市民荘へ通じる稜線までは100mほどの登り。尾根上でシールをはがせば葉山市民荘までは一滑りだが、ここからは斜度はさらになだらかとなり最後のツリーランが楽しめる区間だ。心地よい風に吹かれながら林間を滑ってゆくと駐車場は目前だった。





畑(葉山市民荘)から歩き出します


快適なハイクアップが始まりました


後方には朝日連峰が一望です


トラバースしながら小僧森へと向かいました


小僧森直下


山頂近くでは鳥海山が見えてきました


葉山本峰


山頂での憩いのひとときです


大ツボ石沢を滑り終えて至福のランチタイムです


再び大僧森へと登ってきました(背景は月山)


大僧森沢の滑降開始です


大僧森沢の途中で


大僧森沢からの登り返し地点でパチリ


まだ林間が眩しい!


ルート

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