山 行 記 録
【平成26年12月15日/道照寺平〜熊野山〜第1展望台】
祝瓶山と長井ダム(第1展望台から)
【メンバー】単独
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】朝日連峰周辺
【地形図】(2.5万)羽前葉山、(20万)村上
【山名と標高】熊野山600m
【天候】晴れ
【参考タイム】
道照寺平スキー場10:45〜498mP〜熊野山12:20〜第1展望台12:26-12:45〜道照寺平スキー場13:45
【概要】
昨夜から降り続いていた雪は朝になると小降りに変わっていた。回復傾向の空模様をみて10時過ぎに自宅をでた。行き先は裏山のような熊野山。道照寺平スキー場はまだオープン前で、今回も圧雪されていない新雪狙いである。この日は週末の開業に向けて駐車場の除雪作業が始まっていた。この作業の支障にならないようにと片隅の方に車を駐車して準備を始めた。こんな好条件なのに除雪作業員以外に人は誰もいなかった。
新雪が降り積もったばかりのゲレンデがまぶしい。
見上げるとこの2、3日続いた大雪で積雪はすでに厳冬期を思わせる。
ヤブもほとんど埋まっていて熊野山はもうどこでも滑れそうだった。
コミュニティセンターからラッセルが始まる。
ここは結構な斜度があるのできつい登りが続く。
誰もいないスキー場を黙々とシールで登って行く。
まだ風が強くときおり風雪が舞うと視界が遮られた。
この強風にあおられて急斜面を勢い良く粉雪が駆け上がって行く。
ここはゲレンデトップ付近。
雪面に降り注ぐ午後のような日差しと柔らかい影。
この先で樹林帯に入ると風は弱まりホッと一安心。
スキー靴程度のラッセルだがそれでも単独だと結構つらい。
ラッセルに額から汗が流れるものの好天の時のハイクアップは実に爽快。
途中で鮮やかなナメコを見つけた。
高いところはあきらめるしかないが手の届く範囲で採取する。
ナメコはちょうど採り頃に見えるがガンガンに凍っていてまるで石のような堅さ。
もっとないかと辺りを見回すが他には見当たらなかった。
498mPを超え、急斜面を登り切ると、熊野神社の奥ノ宮に到着。
今日は祝瓶山が見えそうなので第1展望台まで進むことにする。
第1展望台はこの神社の後ろを登って行く。
第1展望台は名前のとおり長井ダムや祝瓶山の展望台となっている。
ひととおり写真を撮り終えたところで自宅から持ってきたおにぎりを食べながら一休み。
熊野神社からは眼下に散居集落と置賜野川が見える。
遠方左手は白鷹山。きれいに晴れ渡ったおかげで今日は抜群の展望。
ゲレンデトップからフカフカのパウダーを楽しむ。
ここは写真で見るよりもかなりの斜度があるのでスキーがよく走る。
積雪は多くスキーがなければ腰まで埋まってしまうほど。
2回目の滑降を楽しんでいるとスノーシューの登山者と出会った。
以前にも何回か出会ったことのある地元の岳人okusanだった。
okusanは住宅が近いことからこの熊野山には頻繁に登られている。
ゲレンデから眺める三体山と合地ノ峰(右)の稜線。
祝瓶山は稜線のずっと右手に隠れていて見えない。
結局この日はゲレンデトップから3本シュプールを描いて終わりにした。
スキー場がオープンするとこんな楽しみはない。