山 行 記 録

【平成26年5月18日/裏磐梯 雄子沢口から雄国山】



雄国沼湿原



【メンバー】6名(新野、伊藤、清水、東海林、小出、蒲生)
【山行形態】日帰り
【山域】裏磐梯
【山名と標高】雄国山 1,271.2m(雄国沼まで)
【天候】曇り
【参考タイム】
雄子沢口9:30〜雄国沼休憩舎10:50〜雄国沼周遊11:00〜雄国沼休憩舎(昼食)12:00-13:00〜雄子沢口13:50

【概要】
 山の会の山行である。昨日予定していた長井葉山が雨のため一日延期となっていた。今日も朝から雨が降り続いていて、止む気配はみられないことから早々に葉山は中止。会津まで南下すれば天気は良くなるだろうと裏磐梯へと転進することになった。

 雄国沼はいったい何年ぶりなのだろう。山スキーでは12年ぶりだが山歩きとなるとそれよりもずっと以前であり記憶にも残ってはいなかった。檜原湖近くの駐車場には5、6台程度。曇り空ながらも雨が降らないだけ感謝である。行程はたいしたことはないのでのんびりと歩き出す。路傍にはニリンソウの群落が咲く。肌寒いためジャケットにフリースも着込んだ。雪解けが始まったばかりのようでもあり残雪がところどころに目立つ。ミネザクラもまだつぼみが多かった。

 雄国沼には1時間ちょっとで到着した。小屋に入ってみるとカメムシの死骸が大量に落ちていていささか閉口気味。臭いもまたひどくて長居をする気分にはなれなかった。まだ11時前ということもありとりあえず雄国沼散策に向かう。天候は相変わらず曇り空が続く。とりあえず木道を歩いて湿原を一周することに。目当てにしていたミズバショウはほとんどなくがっかりだったが、入り口付近にリュウキンカが咲いていて一同和んだ。木道の一周を終える頃になってようやく灌木の陰に隠れるように咲いていたミズバショウを見つける。他にはショウジョウバカマが少し咲いているだけで湿原は殺風景といった雰囲気だった。

 小屋に戻ってちょうど正午。風も弱くなってきたのをみて外で昼食となった。この頃になってようやく登山者だ目立つようになる。休んでいる間にも次々と登山者が山小屋へと登ってきた。予定では猫魔ヶ岳や雄国山も登るつもりでいたのだがみんなあまり気乗りしないらしかった。青空が広がることはなく気分もあまり盛り上がらなかったせいかもしれない。結局のところ雄国沼までのハイキングだけでみな満足してしまったようであった。まだ初春のような雄国沼に別れをつげて小屋を後にする。下山後の温泉や反省会を楽しみにしながら、新緑に彩られたブナ林の中をのんびりと下るだけだった。


ニリンソウ(登山道)


リュウキンカ(雄国沼湿原)


雄国沼休憩舎


雄国沼湿原で


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