山 行 記 録

【平成26年4月19日/畑〜村山葉山〜無名沢〜大僧森〜大僧森沢】



大僧森



【メンバー】2名(大○、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】葉山1,462m
【天候】晴れ(快晴)
【温泉】西川町道の駅「水沢温泉館」300円
【参考タイム】
畑8:10〜尊仏平〜小僧森10:10〜大僧森10:25〜大ツボ石10:40〜葉山10:50-11:15〜無名沢11:25-12:05〜大僧森12:45〜大僧森沢13:10〜畑13:50

【概要】
 この週末は先週に続いて好天の予報。畑からの葉山は久しぶりで下山後確認したら10年ぶりだった。当初の予定は違っていたが残雪の葉山をながめているうちに気もちが変わった。地形図もなかったが以前登っていることもあり不安はない。天候も全く問題はなかった。葉山市民荘には車は1台もなく今日は一人旅だろうと準備をしているときに大○さんがやってきた。大○さん達は先週も葉山を滑りまくっていたのを知っていただけに今日出会うことは想定もしていなかった。同行の士ができたおかげで楽しい山スキーになりそうな予感がした。

 村山葉山は知る人ぞ知る豪雪の山。市民荘前もまだまだ豊富な残雪に埋まっていた。静寂なブナ林の中シール登行の音だけがこだまする。尊仏平まで登れば小僧森、大増森が正面に見えてくる。一帯は広い雪原となっていてまるで別世界だった。その小僧森を左手からトラバース気味に登り山頂に立つと北側は大きなカール状の内院が眼下となる。北東の方角には月山がどっしりと居座り、稜線上をたどれば奥ノ院や烏帽子岩などが一望だった。このあたりの稜線歩きは快適のひとこと。大増森、大ツボ石とアップダウンがあるもののシールのまま滑ってゆけば山頂は目前だった。葉山山頂にはおよそ2時間半で到着した。稜線の東側は雪庇が発達しているがすでに崩落が始まっている。葉山直下はさすがに灌木が出ていて稜線通しに雪上を歩いてゆけるのは今週末が限界と思われる。

 山頂でシールをはがせば大増森へとトラバース。すると右手に大きなカール上の南西斜面が広がる。この斜面は昨年滑ったところで記憶に新しい。一気に大○さんが沢底へと滑降してゆきしばらくして追いかけて行く。数日前の雨が影響したのだろうか。雪面は楯溝が走りまるで洗濯板。少し下ると湿雪気味となり雪は重くなる一方となる。とても快適というレベルではないがまあこれも山スキーだろうと思う。天候が良いだけに春スキー満喫といったところ。250mほど下りた地点で大休止。休憩地点からは大増森への登り返しとなる。ボクは翌日に月山肘折の日帰りの予定があるのでなるべく疲れないようにペースを落としながら登るものの次第に両足は結構パンパンとなってゆく。

 再び大増森のピークに立つ。眺めは最高でしばらくのんびりしていたいような風景が広がっている。ここからはトラバース気味に尊仏平へと下りてゆくつもりだったが大○さんからは大増森沢を下ろうと誘われる。もちろん最後は登り返しが待っているが、今度はわずかな登りだけで畑まで戻れるのだという。登り返しの地点は標高900mちょい。つまり滑降高度は500mにもなりそうだった。この大増森沢は以前に柳ノ沢ルートで山中間と滑っているので至るところに懐かしい景色が展開した。雪質はあいかわらず快適とはほど遠かったが斜度があるのでスキーはよく走った。沢底でシールを貼ればわずかな登りで1021mの尾根に出た。このルートは以前に山仲間から聞いていたが柳ノ沢と畑のコースはここでつながっているのだった。尾根から葉山市民荘までは一滑り。なだらかな林間を滑ってゆくと駐車場は目前だった。


尊仏平をゆく(前方は小僧森)


葉山本峰が目前


山頂


前方は烏帽子岩(山頂で)


無名沢を下る


大僧森へ登り返す


ルート
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