山 行 記 録

【平成26年4月12日〜13日/姥沢〜牛首〜清水コース〜月山荘〜姥沢〜姥ケ岳〜石跳川】



朝日連峰をバックに(13日)



【メンバー】10名(佐藤辰、鳴海、高原、草薙、菊池、安井、成毛、佐藤節、大江、蒲生)※二日目は後藤さんが加わる
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】(12日)晴れ後曇り※稜線は暴風(13日)晴れ
【温泉】西川町「道の駅」水沢温泉 300円
【参考タイム】
(12日)リフト上駅8:50〜牛首10:00〜紫灯森12:30〜リフト上駅休憩所15:00〜月山荘跡16:30(幕営)
(13日)月山荘跡8:00〜姥沢9:00〜姥ケ岳11:00〜装束場11:30〜石跳川〜ネイチャーセンター12:20

【概要】
 この週末は恒例となっている会山行の月山肘折。しかし月山ではこれまで経験したことの無いようなアイスバーン。冷たい風も厳しかった。20数メートルはあろうかという風は人間も吹き飛ばされるほどで、その風もあって牛首上部の急斜面はスキーアイゼンでさえ容易に刺さらないものだった。そんな矢先何名かが滑落してしまい、さらにツボ足のメンバーもいたことから怪我人が出る前に中止となったものである。

 この天候は時間の経過と共にますます悪化するばかりで下るのも容易ではなかった。紫灯森では稜線に立つのも困難でいろんなものが飛ばされた。さらに装備を破損しアイスバーンで立ち往生するもの、体調を崩して動けなくなる者等々も加わる。個人的にはヘリの出動要請もチラっと脳裏をかすめたほどなのだ。なんとかリフト上駅の休憩所にたどり着いたときには午後も3時近い時間だった。撤退を決定してから単なるリフト上駅に戻るだけでなんと4時間以上も要したのである。しかしみんな生きてて良かった。その後、姥沢から清水コースを旧月山荘まで滑走し雪上にてテン場設営。体調を崩していた者もようやくアルコールを口にしてからは別人のように生き返り宴会はいつものとおり夜遅くまで続いた。

 二日目。前日とは打って変わり朝から無風快晴。一日違っていればと思ってもこればかりはしょうがない。今日は姥沢から姥ガ岳へと登り山頂から装束場経由で石跳川を下る行程。昼食に地元の生そばの食べ放題という事務局長の大盤振る舞いが予定されているのでうってつけともいえるコースだろうか。安易な計画だが昨日滑られなかった分を少しでも取り戻そうという案というわけだった。予想通り全行程スキーはよく走りメンバーは前日の鬱憤を晴らした形となったようである。こうして予定していた肘折温泉にはたどり着けなかったが、それだけにしばらくは記憶に残りそうな山スキーの2日間だった。


姥ケ岳への登りで(12日)


月山荘キャンプ場にて幕営(12日)


姥ケ岳への尾根上で(13日)


石跳川の途上(13日)


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