山 行 記 録

【平成26年3月22日/徳網〜白太郎山】



昼頃から青空が広がりました



【メンバー】5名(荒谷、神田、大江、佐藤節、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】 白太郎山 1,002.8m
【地形図】(2.5万)徳網、(20万)村上
【天候】曇りのち晴れ(稜線は風雪)
【温泉】小国町 白い森の国「りふれ」500円
【参考タイム】
駐車地点8:40〜白太郎山11:10-11:30〜途中の沢(休憩)〜駐車地点13:50

【概要】
 朝から雪が降り続いていた。県内では春めいてきたとはいえ徳網地区はまだまだ多くの積雪に埋もれ、道路の雪壁は見上げるほどの高さだった。降ったばかりの新雪もけっこうあってブーツが埋まるほどのラッセルが続く。この予想外の深雪はうれしいばかりで、本音をいえば今日の雪は全く期待してはいなかった。まるで厳冬期のような深雪なのだから山はやはりきてみないとわからない。気温も低くこれならば季節外れのパウダーを楽しめるだろうと期待に胸が躍った。

 周囲のナラの木にはすでに腐ってしまったナメコがたくさん張り付いていた。これを見て欲深なボク達はなんとか食べられないかとたちまち目の色が変わる。そしてあちらこちらと道草を楽しんだ。766mピークを過ぎると吹きさらしの稜線に出る。厳しい寒気に手はかじかみ感覚もなくなるほど。時折うなり声をあげて西側から風雪が吹き荒れた。

 白太郎山には2時間30分で到着した。けっこう寄り道をしてきたことを差し引くと実質2時間程度の所要時間だろうか。今年の1月には766mピークまででさえ3時間もかかっているのである。あの日はそれだけ猛ラッセルだったのだ。山頂からは残念ながら祝瓶山は見えなかった。しかし、周りの景色ははっきりしていて滑るには支障はなさそうだった。風雪の吹き荒れる山頂に長居は無用。シールをはがしてさっそく滑降を開始する。強風にさらされる稜線は雪が締まっていて思わぬところで足をとられたりしたが、途中から雪が柔らかくなるとスキーはもう止まらなくなる。小さな沢に入るとここがまた快適なパウダーで久しぶりの浮遊感を楽しんだ。

 休憩をしている間に天候は急速に回復していた。青空が広がると沢底からの登り返しなど何の苦もなくなり心地良いばかりである。ブナ林にはいってもスキーはよく走り快適なツリーランは続く。樹林帯では適度に日差しが遮られたこともあるのだろう。雪は腐るどころか逆にスキーは滑り過ぎるほどにもなっている。緩斜面が終わる頃には前方に杉林が迫っていた。最後の急斜面を滑り終えれば県道はまもなくだった。




最初は急斜面を登ります


山頂(かなり厳しい寒さです)


山頂からは雄大な景色です


休憩地点からは登り返しです


ルート

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