山 行 記 録

【平成26年3月2日(日)/蔵京〜勧進代登山口〜尾根の取り付きまで(偵察)】



最初の尾根の取り付き



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】長井葉山1,264m
【地形図】(2.5万)長井葉山、(20万)村上
【天候】小雨
【参考タイム】蔵京(駐車地点)〜勧進代登山口〜尾根の取り付き〜蔵京

【概要】
 数年前、勧進代登山口の偵察を兼ねて初秋の一日、稜線まで上がったことがある。その時は山頂まで届かなかったことから記録を残さなかったのだが、後になってみると、その時期や状況がわからないので少し後悔している。そんなわけで今回のハイキング程度でも記しておくことにした。あくまで個人の備忘録である。

 今日は山の予定は無かったが午後から少し時間が空いたのを見て、偵察かたがた勧進代登山口の状況調査に出かけた。もちろん次回の山スキーのためである。朝から小雪が舞っていたが、午後からは気温が上がったのか小雨に変わっていた。

 蔵京の駐車地点から勧進代登山口までうっすらとスノーシューのトレースが残っていた。状況からたぶん昨日のものだろうと思った。雨が降り続いたため雪はグズグズ状態となっている。しかしあえてファットスキーにしたためそれほど沈まない。このところの高温続きで積雪はかなり少なくなった。登山口からの林道もどうにか雪が残っている程度だった。まもなく田沢川の砂防ダムを通過する。林道はこの先、左手の杉林急斜面と右手の田沢川に狭まれたせまい道形を進むようになるのだが、面倒なので左手の斜面に取り付きショートカットしてゆく。上部で林道に出た後、再び右手の急斜面に取り付いた。すでに雪はかなり崩れている箇所も多く、この時期にスキーで下ってくるのは至難の業のような気がするところだった。もちろん早めに林道に降り立てればいいのだが、そううまくゆくかどうかは微妙。やはりこの尾根を下ってくるのは降雪のかなり多い厳冬期に限るのかもしれない。

 ヤセ尾根の急坂を難儀しながら登ったが、途中、思わぬところでスキーが埋まってしまい難儀する。偵察とはいえ、雨の中、それも午後からくるべきルートではないようだった。そこら中に散乱する熊の足跡もかなり気がかりである。熊さん達は早くも冬眠から目覚めているようだった。

 夏道の尾根の取り付き地点はもう少し先立ったが、登るには早めに左手から取り付くのが良さそうである。尾根をそのまま進めば、南沢コースからの合流点まではそれほどかからないはずだった。しかし、今日はこれ以上進む気持ちにはなれない。日暮れが近づいているうえに斜面の雪の状態があまりに良くなかった。昨日の小実淵山もそうだったが、再び寒気が入り、ある程度の積雪がなければとてもチャレンジするほどの尾根ではなさそうだった。来シーズンの厳冬期までお預けになりそうだと思いながらシールをはがした。


スノーシューのトレース


勧進代登山口と広域農道


林道


雪はグサグサです


ルート

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