山 行 記 録

【平成26年2月22日/蔵王連峰 坊平高原〜刈田岳】



お田ノ神小屋



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】刈田岳1,758m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】濃霧、強風、風雪
【参考タイム】
リフト終点10:30〜廃線リフト〜刈田岳直下(レストハウス)12:15〜お田ノ神避難小屋12:50-13:30〜駐車場14:10

【概要】
 今日はいろいろとアクシデントがあって久しぶりにカミさんとのハイキング。下界は結構晴天だったのだがライザスキー場では深い濃霧に包まれていた。いつもながら冬の蔵王は晴れることが少なくがっかりだがまあしょうがない。どんな天候でも楽しめればいいのだと意識を切り替えた。まずはリフト終点からシールを貼って刈田岳をめざしてみる。しかし、視界は一向にはっきりすることはなく、さらに厳しい寒気にも晒され続けていると、さすがに気分は滅入ってくるようだった。気持ちは少しも盛り上がらなかったが、わずかでも晴れ間が広がればという、淡い期待だけを抱きながら樹氷原地帯を歩いた。廃線リフト小屋では天候の回復待ちなのか登山者が2、3人休んでいた。ちょうど馬ノ背から引き返してきたばかりらしく全身が凍り付いている。稜線の風は想像以上に厳しいらしくすぐにとんぼ返りしてきたらしかった。ボク達もとりあえずゆけるところまでということで馬ノ背への斜面を登ってゆくのだが、今日の天候がそう簡単に回復することはまずなさそうである。強風は治まることがなくまるで耐寒訓練のようだった。雪面もパウダーとはほど遠いものだった。ガリガリのアイスバーンに難儀しながら、ボク達は2時間近くかかってどうにかレストハウスまでたどり着いた。もちろん山頂などはどうでもよかった。今日の行程はここで打ち切り。下りは西に向かう形になるのでゴーグルや目出し帽で完全装備に身を固めた。視界が無い中なのでとりあえずシールのまま廃線小屋へと下った。この辺まで下ると風も寒気もいくらか和らいでくる。シールをはがして一路、お田ノ神避難小屋である。小屋には関東からきたという若い人たちが4名休憩中だった。スノーシューを利用しての登山者たちで、樹氷などの撮影などを楽しみにしてきたらしかった。ストーブにはすでに火が入っていて小屋の中はほんのりと温かい。厳しい寒さの中を歩いてきたボク達にとって小屋の中は天国のようだった。ラーメンを作り、おにぎりをストーブで温めたりしながらのんびりとした時間をしばらく過ごした。リフト終点からは、カミさんはゲレンデを滑ってゆく。ボクはというとゲレンデをほとんど通らずにリフト下や樹林帯を滑りながらつかの間のパウダーを楽しんだ。


レストハウス

ルート(下り)

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