山 行 記 録

【平成25年11月30日/志津〜姥ケ岳】



姥沢を滑る登山靴の名人



【メンバー】7名(上野、荒谷、神田、佐藤節、高原、大江、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】雪時々曇り
【温泉】西川町 大井沢温泉300円
【参考タイム】
志津温泉8:10〜姥沢10:10〜リフト下駅10:30〜リフト上駅11:20〜リフト下駅11:40-12:30〜リフト上駅13:30〜志津温泉15:00

【概要】
 月山では連日雪が降り続き、志津温泉でもこの1週間でかなりの積雪になっていた。駐車地点でさえスキー靴がすっぽりと潜るほどなのである。今日は久しぶりのパウダーが期待できそうだった。幸い先行者がいるのでラッセルすることもなく順調に姥沢へと向かった。

 姥沢まであがると風雪が容赦なく吹き付ける。先週と同じような状況に気持ちが少しも盛り上がらない。姥ガ岳の中腹から上は全く視界がなく、今回も足慣らしと割り切るしかなさそうだった。リフト上駅には割合早めに着いたものの、3名ほどが少々遅れ気味だった。今シーズン初めてでは無理もない。先週の自分も同様だったのを思い出す。休憩所の陰で後続をしばらく待つことにした。しかし20分も風雪にさらされ続けている間に冷え切ってしまい、体の震えが止まらなくなっている。まもなく後発組が追い付いたのを見計らい、先発組は一足早くリフト乗り場まで降りてゆくことにした。

 はじめこそリフト下を滑り出したのだが、雪質が思いの外良いことに気付き、途中から沢コースへと変更する。積雪はかなりあるので林間を滑るにもまったく問題ないレベルだ。プチツリーランにもかかわらず気もちはいやが上にも高まってゆく。当然ながら沢コースはパウダー天国となっていた。久しぶりに味わうこの心地よい浮遊感にこれぞ山スキーという喜びがこみ上げてくる。みんなもこの新雪を思い思いに楽しんでいる。ボク達は瞬く間にリフト乗り場へと滑り込んで休憩タイムとなった。

 今日は大井沢泊まりなので急ぐ必要は少しもなかった。当然ながら昼食後はもう1本となり、再びリフト上駅へとシール登行を再開する。あいにく目の前が見えなくなるほどの吹雪だったが、この周辺を楽しむ分にはいささかの心配もなかった。天候が悪い反面、雪質は逆に最高なのである。今日2本目のパウダーを楽しみながら、最後は姥沢小屋近くに滑り込んでメインのツアーが終了した。あとは電柱コースを右に左へと下ってゆくばかりである。雪が深いだけにこの区間でも楽しいツリーランだった。


ブナ林を登る


深い雪にはまっています


姥沢


風雪のリフト上駅


inserted by FC2 system