山 行 記 録

【平成25年11月23日/志津〜姥ケ岳】



姥ケ岳は雲の中(姥沢)



【メンバー】4名(安達、荒谷、神田、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】曇り
【温泉】西川町 水沢温泉300円
【参考タイム】
志津温泉8:00〜姥沢9:40〜リフト下駅9:50〜リフト上駅10:40〜リフト下駅11:30-12:10〜リフト上駅12:45〜志津温泉14:00

【概要】
 今日は初滑りが目的。もちろんこの時期は月山に限られる。志津温泉にきてみれば懐かしいいつものメンバーが顔をそろえていてさっそくニワカパーティができあがった。第1弾の寒波がきてからおよそ2週間。1週間前もきたというメンバーによると、積雪はゆうに3倍は超えているらしかった。おかげでスキーをほとんど担ぐことなくシール歩行が可能となっていた。積雪は結構あって電柱下も全く問題なかったのだが、ボクは3週間ぶりの山登りとあって最初から息があがり、メンバーについて行くのがやっとであった。

 歩き始めは暑い日差しが降り注いだ。ジャケットを脱ぎ捨てて終いにはシャツも邪魔になってザックにしまった。しかし姥沢が近づくにつれて薄雲が広がり出し、小雪も舞い始めてきたことからあわてて冬山装備に身を固めたりした。天候の急変といってもよく姥ガ岳は分厚い雲に覆われていた。

 リフト乗り場からは鉄塔下を登る。天候の回復が待ちきれず、仙台のS野さん、山形のA部さん、O場さんたちが早くもリフト上駅から滑降してきた。久しぶりに出会う人たちだった。もちろんこの人たちは帰るわけではなく、登り返してくるからといいながらリフト乗り場へと下っていった。

 リフト上駅はほとんど視界がなかった。容易に回復しそうもないのでひとまず初滑りだが、リフト下はすでに荒れに荒れている。少しも楽しくはなさそうなので沢沿いに下ってみる。ボクはなれないスキー靴とスキー板に四苦八苦しながら雪だるまになりながらも久しぶりの雪の感触に気分が少しずつ盛り上がった。

 リフト乗り場まで下れば昼時間も近いとあってとりあえず大休止。途中からA部さん、O場さんも加わって楽しい昼食時間となる。足慣らしとしてはもう十分ともいえそうだったのだが、時間はまだ早いということでもう1本となる。

 この頃から時々青空がのぞくようになり、新雪を抱いた湯殿山や姥ガ岳が神々しいばかりに輝いた。この様子をみて天候の回復はまもなくだろうと期待したのだが、ふたたび濃霧に包まれてしまうと容易に晴れることはなかった。今日はこんな天候で満足しなければならないようである。再び登り切ったリフト上駅からはさらに姥の南へと移動する。まだまだブッシュも目立ったが、なるべく広々とした斜面を拾いながら滑ってゆくのは快適のひとこと。思いの外の好感触に喜んでいるとたちまちリフト乗り場へと滑り込んで終了となった。あとは林道に沿って志津温泉へと下ってゆくだけである。今日は登りの累積標高差約1000m。おかげで両足は疲労困憊気味と今後の山スキーに不安がよぎる。しかし初滑りにしてはかなり上出来だった1日が終わった。


電柱下はいい天気でしたが・・・


結構積雪があります


姥ケ岳南斜面から朝日連峰


まだブッシュが目立ちますがいい感じでした


ルート

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