【概要】
自宅を出るのが遅かったため、刈田峠の駐車スペースはすでに満杯だった。予想はしていたのだが、団体がいくつも入っているらしく今日の南蔵王は激込みのようだった。登山道はかなり濡れていて泥濘状態。転ぶと全身が泥まみれになるので慎重に歩く。今日の天候は雲が多く視界もない。気温も13度しかなく半袖では肌寒さを感じる。登山口からはゴゼンタチバナ、アカモノ、ウラジロヨウラク、アズマシャクナゲなどが咲く。
杉ケ峰から下ってゆくとまもなく湿地帯が眼下となる。湿原にはチングルマやヒナザクラがびっしりと咲いていて感激する。しかし肝心の芝草平というと、チングルマの時期はすでに終わり一輪も咲いていない。同じ標高なのに場所によってかなり違うようだ。かわりにワタスゲやイワイチョウが咲きはじめていたが、花が少ないのはやはり寂しい。
屏風岳は多くの登山者で賑わっていた。ひとつの団体が去ってゆくとまた次の団体がやってきたりして、腰を下ろし場所もないほど。ボク達は登山道の傍らに座ってラーメンなどを拵えながらのんびりとする。肌寒いので防寒着を着た。
屏風岳を後にすると雲が流れて青空も広がり始めた。芝草平付近からは気温もだいぶ高くなり雨具も不用となる。今日は気温の変化が激しい。杉ケ峰からは刈田岳や熊野岳の見晴らしがきくようになる。いつのまにか行き交う登山者もいなくなっている。静かな下山路を楽しみながら下った。
チングルマ(芝草平) |
芝草平 |
ワタスゲ(芝草平) |
杉ケ峰を下る(前方は前山) |
晴れる熊野岳 |
ミツバオウレン |
ゴゼンタチバナ |
チングルマ |
イワカガミ |
スミレサイシン |
イワイチョウ |
ミネザクラ |
コバイケイソウ |
ヒナザクラ |
チングルマ |
ツマトリソウ |