山 行 記 録

【平成25年5月10日/ネイチャーセンター〜石跳川〜リフト下駅〜上駅〜姥ケ岳〜装束場〜石跳川】



姥ケ岳の北斜面を滑る



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m
【地形図】(2.5万)月山、湯殿山(20万)村上
【天候】晴れ(快晴)
【参考タイム】
ネイチャーセンター9:45〜石跳川〜リフト下駅11:45〜上駅12:00-30〜姥ケ岳13:00〜装束場13:40〜石跳川〜ネイチャーセンター14:30

【概要】
 今日は月山荘前からバスで姥沢にあがる予定だったのだが、時刻が変更になったとかでバスに乗り遅れてしまい、ネイチャーセンターから石跳川ルートで姥ガ岳に登ることにした。しかしカミさんは久しぶりの山登りとあって、最後まで登れるかどうか不安感がぬぐえないようだった。そこへ途中からでもリフトを利用できるのではないかとカミさんから提案される。なるほど変則的だがまあこれでも最初からバスを利用するよりはずっと山スキーらしくなるのだからとこの提案は即採用となる。すでに900m付近まで石跳川をのぼっていたため、姥沢までの登りはそれほどではなかった。

 石跳川から姥沢への取り付きは急斜面だったがすぐになだらかとなった。周りはブナの大木が多く、気持ちの良い疎林帯が広がっている。姥ガ岳に直接登るのもリフト乗り場まで登るのもそれほど変わりはなさそうだが、高度300mほどをリフトで稼げるとなったことでカミさんは俄然元気がでてきたようだった。見る間に高度がぐんぐんとあがってゆくと、湯殿山や背後の朝日連峰が徐々に姿を現してくる。この状況は結構感動的でもあり、見る方角が少し違うだけだったが、いつもよりもずっと得をした気分だった。

 リフト乗り場は全国から訪れたスキーヤーで賑わっていた。GW本番は終わっているので昨年のような激込みといった感じはない。のんびりと春スキーを楽しんでいる雰囲気に満ちあふれていた。リフト終点ではちょうど昼時間となったため、ボク達は休憩所に入って昼食をとることにした。朝方こそ少し曇り空だったが、いつのまにか天候はすっかり回復している。気温も夏日を思わせるようなほどに上昇していた。

 リフト上駅からはスキーを引っ張って姥ケ岳に登った。山頂からはくっきりとした鳥海山が快晴の空に浮かんでいた。あまりに鮮明なのでいつもよりもかなり近距離に感じるほどだ。ここからは登る必要もないのでカミさんもホッとしている。あとは石跳川をのんびりと下ってゆくだけだった。滑降する前にまずは木道に腰をおろして一休みだ。

 今年は雪が多いおかげで北斜面から難なく滑って行けそうだった。装束場までの広大な北斜面はこの時期だけのとっておきのゲレンデでもある。斜度もかなり緩やかにみえる。斜面には一人か二人分のシュプールがあるだけで、今日はまだ下った人はいないようであった。装束場までの高度差はおよそ300m。どこをどう滑っても良さそうな広い斜面が装束場まで続いていた。

 装束場からは石跳川に沿って降りてゆくだけとなる。下流を見渡すと朝日連峰がちょうど正面で、大朝日岳や小朝日岳をながめながら下ってゆく心地よさは格別でもある。こんな日には何も急いで下る必要もない。コーヒータイムをとることにして途中で何度か立ち止まる。湯殿山の東斜面を眺めながらのひとときは至福を感じさせた。そんなことを繰り返しているとネイチャーセンターが近づいていた。


湯殿山を眺めながら


品倉尾根と鳥海山(姥ケ岳から)


広大な姥ケ岳の斜面が続きます


装束場と湯殿山


ルート

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