山 行 記 録

【平成25年4月28日/姥沢〜姥ケ岳〜石跳川〜月山荘】



もくもくと姥ケ岳をめざしています



【メンバー】6名(佐藤節、荒谷、神田、大江、柴田、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m(1400mまで)
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】晴れ
【参考タイム】
姥沢駐車場〜12:30〜姥ケ岳(1400m地点)13:30〜石跳川〜ネイチャーセンター14:00〜〜月山荘駐車場14:30

【概要】
 連休恒例の鳥海山合宿が猛吹雪と嵐という悪天候のため、二日目の朝、急遽テントを撤収し、祓川から月山へと転進した。といっても移動距離はかなりあって、月山荘の駐車場に着いた時にはすでに正午を過ぎていた。よって簡単に昼食を済ませ、とりあえず一本ブナ林を滑ろうとなったのが今日の山スキーである。
 
 月山界隈も鳥海山と同様に天候はかなり悪かったらしいというのが後でわかった。今日も午前中は強風でリフトが運転中止だったらしく、さっさと見切りをつけたスキーヤーやボーダー達が姥沢から下りてきていた。リフトは午後になってようやく動き出したのだが、当方ではそんなものはいまさら無用でもある。少しでも山を登りたい一心で、姥ガ岳をめざし姥沢駐車場を出発した。

 リフトが動き出したとはいえ、風の強さは半端ではなかった。完全に天候が回復するまでには至らず、上空には黒い雲が一面に広がっている。赤見堂や石見堂付近は晴れているのに、月山全体が夕暮れのような薄暗さに包まれていた。しかし、昨日今日の鳥海山での暴風雪や風雨の嵐に比べれば涙が出そうなほどの穏やかさではあった。

 ボク達は強風の中をなんとか斜面にしがみつくようにして登ってゆき、1400m地点を今日の山頂と決めてシールをはがすことにした。たった1時間の登りだったが今日はこれで大満足である。あとは月山荘まで滑りを楽しむだけだった。今日も真冬並みの寒気が入っていることもあって、雪質はかなりいいものだった。石跳川をめざしてみんな思い思いにブナ林を滑り降りてゆく。さすがに連休のまっただ中とあって、ブナ林のいたるところにスキーヤーがいたりして、けっこう賑わっている様子だった。ボクはこのツリーランを楽しんだだけで、この二日間の鬱積した感情が消えてゆくようだった。


晴れてきた石跳川

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