山 行 記 録

【平成24年4月6日/湯殿山スキー場〜品倉山】



品倉山をバックに(下山時)



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】品倉山 1211m
【地形図】(2.5万)湯殿山(20万)村上
【天候】曇り
【温泉】西川町道の駅 水沢温泉館300円
【参考タイム】
湯殿山スキー場9:00〜リフト降り場9:35〜山頂12:30〜湯殿山スキー場13:40

【概要】
 この週末は日本列島全体が爆弾低気圧に襲われるとかで、予定していた鳥海山が流れたことからの品倉山である。風はたしかに強かったものの朝から快晴のような青空が広がっている。天候が崩れる気配などはどこにもなかった。湯殿山スキー場はすでに先週末で営業は終了していたのだが、何かイベントがあるらしく関係者がゲレンデで準備中だった。

 リフトの下を登り始めると徐々に視界が開けるようになる。下着一枚でも十分なほどの暑い日差しがさんさんと降り注ぎ、すぐにジャケットなどは脱がなければならなかった。リフト終点まで登れば前方に品倉山の全容が見えてくる。これは先週末の悪天候ではほとんど見られなかった光景だった。

 平坦地の中程まで進むと風が急に強くなってきた。東風なので正面からぶつかってくるような風だった。ボクは花粉症が特にひどく、くしゃみ、鼻水、涙が一向にとまらなかった。麓からは品倉山の西斜面に取り付いた。今回はなるべく傾斜の緩いルート取りをするつもりだった。振り返ると品倉尾根や月山のなだらかな稜線があり、そのスカイラインの上には鳥海山が浮かんでいる。まもなくすると山頂から下ってきたと思われるスキーヤーが一人、湯殿山スキー場のほうへ降りていった。周りを見渡しても人の姿はなく、せいぜいボク達の他には2名ぐらいしかいないようだった。

 風はかなり激しくなっていた。朝方の青空はどこにもなく、時折小雨もぱらつき始めていた。高度はすでに1100m近い。急斜面ということあって強風にあおられると滑落しそうな危険を感じるほどだった。こんなときに無理をしてもしょうがないので適当なところで引き返すことに決める。山頂まで残り100mぐらいの地点だった。あれほどくっきりと見えていた鳥海山は全く見えなくなっていた。それでも高度が下がると風は嘘のように穏やかなものになる。ボク達は適当なところで休憩をしてから下山することにした。


湯殿山スキー場のゲレンデを登る


品倉山の西斜面


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