山 行 記 録

平成25年3月31日/湯殿山スキー場〜品倉山〜北ノ沢】



品倉山が見えてきました



【メンバー】西川山岳会(神田、佐藤節、高原、大江、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】品倉山 1211m
【地形図】(2.5万)湯殿山(20万)村上
【天候】雪
【温泉】西川町道の駅 水沢温泉館300円
【参考タイム】
湯殿山スキー場8:10〜リフト降り場8:45〜山頂11:50〜湯殿山スキー場13:10

【概要】
 西川町大井沢では朝から小雪が降っていた。今日は好天の見込みがないことから、当初の予定を変更して品倉山に向かった。湯殿山スキー場は今日で営業終了だったが、まだスキーヤーもスキー場関係者もいない。天気も悪いことだしスキー場のリフトを利用するつもりだったのだが、運転開始が8時45分と知り、それならばとシールで登ることにした。

 誰もいないゲレンデをボク達5名だけが黙々と登ってゆく。悪天候ということもあって他に登山者などは見あたらない。小雪の舞うゲレンデを登り切ると、リフト終点には約30分で着いた。たいした登りではなかったが一汗をかいてしまい、リフトトップ付近で衣服の調整をした。気温は予想以上に高かった。

 品倉山までは広い雪原が続く。傾斜はなだらかでほとんどスノーハイキング気分である。雪原には少しずつ雪が積もり始めていた。山頂直下からは急坂が始まる。新雪が積もっているとはいえ、すぐ下には堅いベースがあり全員クトーを装着した。品倉山はどのルートをとっても勾配がきつい山である。徐々に難儀するメンバーもでてきて、その対応に結構時間を要した。傾斜が緩んでくるとようやく山頂の一角に飛び出した。雪は相変わらず降り続いていたが、ホワイトアウトといった状況ではない。うっすらとした視界はあるので下りの問題はなさそうだった。

 品倉山は広い頂稜部を抱いている。その平坦な山頂からは品倉尾根の前方に湯殿山や月山などが見えるはずだったが、今日は残念ながらせいぜい数十メートル程度の視界しかなく、モノトーンの光景がガスに見え隠れするばかりである。それでも難儀しながら登ってきただけに、今日は感動的ともいえる達成感に満たされる。メンバーの表情には弾けるような笑顔が絶えなかった。

 山頂からは品倉山の北ノ沢を下る。降り積もった新雪のおかげでプチパウダーともいえる斜面は、昨日の鬱憤をすべて晴らしてくれるようである。広々とした斜面は延々と続き、しばらく思い思いに滑降を楽しみながら下った。この快適さは久しぶりで、みんなこの予想以上の快適な品倉山に酔いしれているようだった。コースも意外と長いので途中で何回も立ち止まりながらメンバーの滑りを眺めたりしている。そして沢底がちかづいたところで湯殿山スキー場へと方向を転換だ。杉林の休憩地点からは湯殿山スキー場へと下るだけとなる。ここは平坦地にもかかわらずスキーはよく走り、全身に心地よい風を受けているとたちまち湯殿山スキー場が近づいた。




まもなく山頂が近い


品倉山山頂で


ルート

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