山 行 記 録

【平成25年1月26日/硯石〜不忘山】



雪の中を登り始めました



【メンバー】4名(神田、荒谷、佐藤節、蒲生)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】不忘山1705.3m(※1300mまで)
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】風雪
【参考タイム】
硯石(駐車地点)8:45〜1300m地点11:30-12:00〜駐車地点13:00

【概要】
 今日は今期最強の寒気が入っていて山形県内は猛吹雪だった。昨夜からの新たな積雪も40cmほどあって車を車庫から出すのにも困難なありさまだった。宮城県ならばと予定どおり二井宿峠を越えて七ヶ宿町へとでかけてみたのだが厳しい風雪の状況は山形県内と少しも変わりがなかった。しかし遠路はるばる苦労しながらたどり着いた硯石である。いわばボク達にとって硯石からの不忘山は悪天時限定のコースなのである。またまたラッセル訓練になりそうだったがトレーニングを兼ねて行けるところまで行こうかと雪の中を歩き始める。国道や県道は数メートル先も見えないような荒れ模様だったが、樹林帯に入ると少しだけ風雪が和らいだ。ラッセルといっても最初はスキー靴程度しか沈まなかった。しかし登るにつれてラッセルは徐々に深くなってゆき次第に難儀するようになる。また積雪が多いといっても一晩で一気に積もったらしく、雪の下から時々岩肌が現れたりもする。下りの滑降では要注意のようだった。樹林がまばらになるといきなり激しい吹きさらしにさらされるようになった。風雪は一向に止む気配はなかった。見あげても視界はほとんどない。高度はおよそ1300m。顔も上げられないほどの風雪に耐えながらここまで登ってきたのだがもう十分だった。この先進んでもいいことなどは何ひとつない。ボク達は休憩するためにツリーホールのような場所を見つけてツェルトを張った。荒れ狂うような天候だったがここからはとっておきのパウダーが待っていた。厳しい寒気のおかげで雪は軽くスキーは走る走る。斜度のないところはトレースをたどった。急斜面では林間のまばらな場所を狙って縫うように滑り降りてゆくのである。雄叫びをあげたりはしゃぎ回っている様はまるで童心に還ったようでもある。悪天候の時の硯石だが、これはこれで病みつきになるくらいの楽しさがある。激パウを味わったおかげで登りでの苦労は一気に吹き飛んだ。




ラッセルが徐々にきつくなってゆきました


県道沿いの駐車スペース


ルート

inserted by FC2 system