山 行 記 録

【平成24年12月29日/蔵王連峰 坊平高原〜刈田岳】



お田ノ神避難小屋



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】刈田岳1,758m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】晴れ
【参考タイム】
リフト終点9:30〜廃線リフト10:30〜刈田岳11:30-12:20〜駐車場13:00

【概要】
 今日はめずらしく青空がひろがりそうだった。この時期、山形県内が晴れるのはきわめて稀で、1シーズンに数回あるかないかの頻度でしかない。この貴重ともいえる一日をカミさんとのスノーハイキングで楽しむことにした。ライザスキー場は閑散としていた。駐車場には20台程度とまっていたがリフト終点からの登山者は誰もいないようだった。トレースはあるものの、良く見るとそれは昨日のものであり、うっすらと新雪が降り積もっていた。

 シールを貼ってツアーコースを登って行く。蔵王は1週間ぶりだったが積雪量はけっこうあってもうどこでも登って行けるうえに滑ってくることが可能となっていた。振り返ると朝日連峰や月山、飯豊連峰や吾妻連峰が見渡せた。のんびりと登って行けるこの心地よさは何ともいえない。まさしくツアー日和である。寒さもほとんど感じないのでジャケットも必要なかった。

 廃線リフト小屋から右手の登山リフトに向かうと適度な斜度の斜面が目前に広がるようになる。この辺りから少しずつガスに覆われ始めたがそれでも視界不良という感じではない。下りでの滑りを考えながら馬ノ背をめざした。

 廃線リフトから刈田岳までは1時間弱で到着した。カンジキの踏跡が2人分、熊野岳へと続いていたが、トレースはそれだけだった。年末でみんな忙しいのかほかに登山者やスキーヤーはいないようだった。ガスは少しずつ晴れてくる兆しが見えていた。まもなくガスの間から南蔵王連峰が姿を現したが、それでもまだすっきりと晴れる様子はなかった。ボク達は馬ノ背から少し下った付近で休憩をとることにしてシールをはがした。

 眩しいほどの日差しを浴びながらの休憩のひとときは至福の時だった。無風快晴というのに人っ子一人見当たらないのが不思議だった。この広大な蔵王で今日はボク達二人だけの貸し切りなのである。なんと贅沢なことだろう。遠くに目をやれば吾妻、飯豊、朝日連峰の山並みが横たわり山と空の境界線があいまいだった。まるで白い峰峰だけが空に浮かんでいるようにも見えた。



リフト終点で準備です


朝日連峰がくっきりと見えました


夏山リフトに沿って登ります


いい斜面が広がっていました


刈田岳から望む熊野岳


刈田神社


お釜と遠方に雁戸山


晴れる馬ノ背


ルート

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