山 行 記 録

【平成24年10月8日/姥沢〜姥ガ岳〜月山〜四ツ谷川】



姥ケ岳から沢コースを俯瞰



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】出羽三山
【山名と標高】月山 1984m
【地形図】(2.5万)月山、(20万)仙台
【天候】晴れ
【参考タイム】姥沢駐車場発9:30〜リフト上駅10:00〜姥ケ岳10:20-10:40〜牛首11:20〜月山山頂12:15-13:15〜四ツ谷川三叉路14:15〜雄宝清水〜駐車場15:40

【概要】
 先週末から紅葉が始まったのをみて今日は月山の紅葉を目的にカミさんとのハイキングである。今年はこの月山に何回きたことだろう。体力の落ちてきている自分にとってはちょうどよいトレッキング気分で出かけられるところがいい。

 連休最終日になってようやく晴れの予報が出たとあって、姥沢の駐車場は路肩まではみ出すという激混み状態だった。あの広大な駐車場にも停めきれないほどのマイカーが全国から押し寄せてきた様子にはただただ驚くばかりだった。上空は厚い雲に覆われているが登山リフトを乗っているあいだにその雲はだんだんと薄れてゆく。リフト終点ではまぶしいほどの青空が広がっていた。

 紅葉はというと、先週末の本道寺コースで月山の山頂付近がちょうど色付き始めたのをみていたことから、今回は姥ケ岳付近がたぶん見頃だろうと予想していたらまさしく的中した格好だった。空を見上げれば朝から報道機関のヘリが頭上を何回も飛び回っている。今日は見事としかいいようのない秋晴れと、ドンピシャの紅葉に恵まれて誰もがお祭り気分のように見えた。姥ガ岳の西斜面は鮮やかな赤色に染まり黄色がメインの南斜面と好対照をなしている。特に眼下にみえる牛首への沢コースはまるで黄金の絨毯を敷き詰めたかのようなメルヘンの世界を思わせた。

 金姥から紫灯森を経て牛首に至る登山道も大勢の登山者で混み合っている。登り着いた月山山頂では山開きを思わせるような大渋滞だった。ボク達は参拝後、久しぶりに月山の三角点まで進んでみた。すると、ほとんどの人達は月山神社への折り返しだけで満足してしまうのか、この三角点ではそれまでの喧噪がウソのような静寂さに満ちていた。普段は見慣れない光景を眺めながらの山の時間は至福を感じさせる。ここでは1時間ほどお湯を沸かしたりしながらランチタイムを楽しんだ。

 羽黒側をみれば広大な弥陀ヶ原があり、少し先には八合目の駐車場も見える。遠方には鳥海山が端正な雄姿が青空に浮かんでいた。今日は見えないところはないのではないか、といえそうなほどどこまでも鮮明な眺望が広がっていた。帰路は四ツ谷川コースへと入ってゆく。ここも来てみれば姥ケ岳周辺に勝るとも劣らないほどの紅葉の鮮やかさにただただ感激するばかりだった。ボク達は後ろ髪を引かれながら姥沢小屋へと下った。


リフト終点と姥ケ岳


姥ケ岳


姥ケ岳への登り


姥ケ岳から紫灯森への登山道


姥ケ岳の西斜面と濃霧に包まれる湯殿山


姥ケ岳と登山者(背景は月山山頂)


沢コースの木道(上は四ツ谷川の木道)


紫灯森


鍛冶小屋直下


四ツ谷川から牛首を仰ぎ見る


四ツ谷川から牛首と紫灯森(左)を仰ぐ


月山の南斜面(四ツ谷川から)


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