山 行 記 録

【平成24年10月7日/針生平〜祝瓶山】



間もなく山頂です



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】祝瓶山 1,417m
【地形図】(2.5万)祝瓶山、(20万)村上
【天候】曇り
【参考タイム】
大石橋8:40〜鈴出ノ水9:00〜一ノ塔10:25〜祝瓶山10:50-11:15〜大石橋13:15

 体調があまりよくないので歩き慣れた山を歩くことにした。大石橋登山口の駐車場は結構広いのだが今日は1台のスペースもなくすでに満杯であった。そのため路肩の少し広い箇所に車を止めた。今日は何かあるのだろうかと思いながら大石橋のつり橋を渡ってゆく。空模様はパッとせず、今にも雨が降り出しそうな雨雲が頭上を覆っている。濃霧も辺りに立ち籠めていていたが尾根に上がるとさらに濃密さを増した。まあ先日までの猛暑を思えばこの程度の天候は天国のようなものとも思えなくもない。しかし、大朝日岳の一部が雲間から見える以外は全く視界不良といった状況でありこれはこれで少し寂しいものがある。できれば色づき始めた稜線の展望も楽しみたいところではある。1068mのピーク付近まで登ると前方から子供のような話し声が聞こえ始めてくる。一ノ塔への急坂を登っているとようやくその先客達に追いついたが、団体たちの正体は地元の中学生たちによる学校登山であることが判明した。全体では10数名はいるらしかったが、無線を携えた最後尾は教師ではなく父兄のようだった。

 2時間ほどで登り着いた祝瓶山。その山頂ではさらに多くの登山者で溢れていた。長井山岳会のシャツを着ている人をみていて急に思い出したのだが、今日は祝瓶山の市民登山だったのである。学校登山に市民登山が重なったのでは混み合うのも道理というしかない。移動するのもままならないほどの混雑振りとはこのことで、こんなに混み合う祝瓶山の山頂をみるのは久しぶりのような気がした。休んでいると小国側と長井側からとそれぞれに遅れて登ってくる人達もいて、さらに山頂は騒然とした様相となる。これではとてものんびりと山頂を楽しむという気分が少しずつ薄れてゆくようだった。相変わらず周りはホワイトアウトで展望の楽しみもない。ボクはコンビニのおにぎりを食べ終えたところで喧噪の山頂を後にした。


賑わう祝瓶山

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