山 行 記 録

【平成24年9月29日/樋倉〜徳網山】



徳網山山頂



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】朝日連峰周辺
【山名と標高】 徳網山787.5m
【地形図 2万5千】徳網
【天候】晴れのち雨
【温泉】西置賜郡小国町「白い森交流センターりふれ」500円
【参考タイム】
徳網山登山口9:30〜徳網山(昼食)11:25〜徳網山登山口13:10

【概要】
 久しぶりに徳網山へのハイキング。約1ヶ月ぶりというカミさんの足慣らしにはちょうどよい里山なのだが、最近疲れ気味の自分にとっても骨休めになりそうだった。徳網山の駐車場には3台とまっていた。しかし到着が遅かったこともあり人の気配はまったくなかった。10月が目前だというのに木々はまだ青々としていてまだまだ紅葉の気配も見られないが、今日は好天が予想されていて朝から日差しが降り注ぐ山日和の天候といえそうだった。

 徳網山は6年ぶりで過去3回ほど登っている。全体的にたいした行程ではないのだが最初は結構急坂から始まる。最初の急坂を登るとまもなく前方に徳網山が見えるようになる。しかし右手奥にあるはずの祝瓶山などは雲に隠れてみえなかった。徳網山の山頂は目の前に聳えているが、そこからはしばらく遠回りするように山頂が遠ざかって行く。ハイキングと思って高をくくっていると山頂はなかなか近づかないので意外と距離があるのを実感させられる。途中で小休止をとっていると早めに登った人たちが一人、二人と下りてくる。ずいぶんと早いなあと感心するばかりだが、山頂からの展望はないらしく、みんな落胆して下りてくるようだった。

 山頂へのヤセ尾根となると薄雲が広がり始めてきてしまい、それはたちまち上空を覆い尽くすまでになっていた。青空も見えていたというのにこの天候の急変には驚いた。新潟県側をみればすでに雨が降っているのか山並みはほとんど見えなくなっている。岩場を上り詰めるとまもなく徳網山に到着した。所要時間はちょうど2時間といったところ。すでに小雨が降り始めていてまもなく大粒の雨が降り出しそうだった。しかし山頂に到着して驚いたのは虫の大群の方だった。山頂の標柱の根元付近が黒々としていて大量の虫が飛び交っている。トビアリのようにもみえたがジッとしているとたちまち襲いかかってきて肌へ突き刺さるために休むところではなかった。これではかなわないとばかり証拠写真だけとって二人とも山頂からすぐにUターンした。

 雨はすでに大降りになっていた。木立がなくなると遮るものもなくなったため途中で二人とも雨具を着た。それでも衣服は結構濡れてしまった。雨具を羽織ると雨は少しも気にならなくなり半分ほど下ったところで、登山道にザックをおろし遅い昼食をとることにした。早めに登っていた登山者はすでに全員下ってしまい稜線に残っていたのはボク達だけのようだった。

 休憩地点から下り始めると登山道にも明るさが戻っていて、さらに下りてゆくと強い日差しが降り注ぐまでになる。登山道をよく見るとあまり濡れているようにも見えず、今回の雨は山の一部分だけだったようである。全行程は約4時間程度だったがそれでも結構な汗を搾り取られ、ボク達は下山後の温泉を楽しみに駐車場へと向かった。


緩やかな登山道を登り始める

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