山 行 記 録

【平成24年7月8日/刈田駐車場〜熊野岳】



コマクサとお釜(熊野岳)



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】熊野岳1841m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】晴れ
【参考タイム】
刈田駐車場11:20〜馬ノ背11:40〜熊野岳12:20-12:50〜刈田駐車場14:00

【概要】 
 昨夜から今日の朝方までは警報も出るほどの大雨が降り続いていた。そのため山の予定はなかったのだが徐々に晴れ間が広がるのをみて軽いハイキングに向かう。もちろんこの時期であれば高山植物の女王といわれるコマクサが目的となる。蔵王連峰は厚い雲に隠れて見えなかったが坊平高原を過ぎると雲の上に出たらしく、澄んだ青空が広がるようになった。駐車場からは軽い登りで馬ノ背に着く。ここからはお釜を眺めながらのんびりと熊野岳に。時折強い日差しが降り注いだが稜線を渡る風は心地良いばかりだった。ようやくたどり着いた熊野岳の斜面ではコマクサの大群落をつくっていた。その数は何百もありそうなほどで例年よりもはるかに多いという印象である。見渡す限り一面に咲き乱れている様子にしばし呆然となったほどだった。

 熊野岳の山頂で30分ほど昼食のために休憩をとる。下界は真夏日の猛暑でもここは涼しいばかりの別世界でいつまでものんびりとしたくなる。一時ガスに一面覆われたりしたがそれもまもなくするとウソのように晴れ渡るようになり、蔵王温泉街までが見渡せるまでに回復した。熊野神社からの下山路ではアオノツガザクラの群落に目を奪われる。これも今が盛りとばかりに咲き誇っているので写真を撮っているなかなか先へと進まない。他にはオノエランやハクサンチドリ、イワハゼなどが咲いていてこの時期の高山植物の豊富さに感激するばかりだった。



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