山 行 記 録

【平成24年3月16日/坊平高原〜刈田岳〜エコーラインコース】



熊野岳とお田ノ神



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】刈田岳1,758m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】晴れ
【参考タイム】
ライザスキー場駐車場10:45〜廃線リフト〜刈田岳12:40-13:20〜駐車場14:20

【概要】
 好天の予報をみて急きょ刈田岳にゆくことにした。朝から青空が広がっていて終始無風快晴に上着はいらなかった。3月に入ってからはすっかり春山気分で、今日は願ってもないハイキング日和。氷結した蔵王のお釜を目的にのんびりと登って行く。リフトトップからはほとんど人はみあたらず、わずかにスキーを担いで登っているゲレンデスキーやスノーシューが4、5人ぐらいだけである。昨日降ったばかりの新雪があっていい感じだ。登り着いた刈田岳では澄川スキー場から上がってきた大勢のスキーヤーや登山者で大賑わいだった。眼下に見下ろすお釜やその後方に聳える雁戸山にしばし見とれる。見渡すと月山や朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、安達太良連峰などなど見えないものはなかった。今シーズンは週末ごと悪天候にはばまれてなかなか見ることのできなかった光景だ。この風景は冬山を登ってきた人だけが味わうことの出来る特権でもある。これだけはいくらお金を持っている人でも容易には味わえない贅沢なものなのである。しばし展望を楽しんだ後はお楽しみの昼食。今日の好天には避難小屋も必要ない。燦々と降り注ぐ日差しを浴びながらの昼食休憩は至福の時間だった。下りは山頂から始まる。登りでは割合に堅い雪面だったが、適度に柔らかいパウダーはあるところにはあるものである。秘密のコースを選びながら刈田岳の西斜面のパウダーをしばらく楽しみながらくだってゆく。平坦部になればあとはスキーに乗っているだけでリフト終点に降り立つ。ここからカミさんはゲレンデを下りながらスキーの練習となりボクはエコーラインコースへと別れた。といってもエコーラインを滑るわけではなく道路を次々と横断して樹林帯を下って行くだけなのだが。気温が高くなったおかげで雪は少し重めのパウダーだったが、それでもここにはフカフカの積雪があっていわばバリエーションルート気分でもある。この区間を楽しんだおかげで今日の山スキーはピリッとスパイスの利いたものになったはいうまでもない。誰もいないこのルートを突っ切ったところでエコーラインに降り立てばライザスキー場は目前だった。


馬ノ背に登り切りました(背景は祝瓶山と朝日連峰)


蔵王のお釜(右奥は雁戸山)


ハイキング気分です(刈田岳山頂)


刈田岳から滑降開始です


エコーラインを次々と横断して下りました


ルート(赤:登り、青:下り)

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