山 行 記 録

【平成24年1月21日/徳網〜白太郎山】



白太郎山と祝瓶山



【メンバー】単独
【山行形態】山スキー、冬山装備、日帰り
【山域】朝日連峰周辺
【山名と標高】 白太郎山 1,002.8m
【地形図】(2.5万)徳網、(20万)村上
【天候】曇り
【参考タイム】
駐車地点8:20〜白太郎山10:40-11:00〜(途中休憩)〜駐車地点12:20

【概要】
 2週間ぶりの白太郎山。徳網地区はあいかわらず豪雪に埋もれていたが40センチ程度は雪が沈んだようだ。それでも2メートルくらいはあるからかなりの積雪ではある。ここ数日の好天で登山者も多かったのかスノーシューの踏み跡が散乱していて今日はラッセルの必要もなさそうだった。あいにくちょっとした怪我のため体調はいまいちだがそんなこともいっていられない。いつものように急斜面に取り付き登り始める。誰もいない林間を黙々と登ってゆくと明瞭な尾根に出た。今日の天候はいたっておだやかで時々薄日も差す高曇りだった。トレースは硬く凍り付いていて2週間前の猛ラッセルが無性に懐かしかった。766mの手前からは独自のルートをとるのでトレースはなくなりひとりラッセルとなった。そして山頂へつながる尾根にでると風が急に強まった。振り返ると徳網山や温泉施設「りふれ」などが眼下となり見晴らしが大きく広がっている。白太郎山へは2時間20分で登り着いた。いつもの無木立の山頂と大量の積雪にうっとりとする。あいにく厚い雲が上空に居座っていて祝瓶山や朝日連峰の全容は望めなかったがそれでも眺望は抜群だ。風は冷たいものの先日の猛吹雪を考えると今日は天国ともいえそうだった。少しの間行動食を腹に入れながら疲れを休める。誰もいない山頂だったがぐるっと一周を見渡せる展望にひとり満ち足りた思いに浸った。山頂からの滑降はとりあえず北側や日陰の斜面をトラバース気味に降りてゆくので硬いトレースとは無縁となる。雪面は柔らかくてかなり心地よいものだ。今日は間違いなく一人きりだろうと思っていたら、少しくだった尾根上で山スキーの人たちに出会った。それもよくよくみれば狐穴と梅花皮小屋の主人である。若い女性も2名いてモノトーンの味気ない風景がそこだけ花が咲いたような華やかさに満ちているようだった。しばらく立ち話をしてから別れるとそこからは広い斜面を拾いながらブナ林を抜けてゆく。このまま一気に下るのはさすがにもったいなくて、とっておきの斜面に出たところで休憩をとることにした。一番美味しい部分は最後に楽しもうというわけである。徳網の集落へ下るのはしばらくブナ林を眺めを楽しんでからにしようと思った。


徳網山が目の前


急斜面を登る


広い尾根にでる


リフレと飯豊連峰が見える


徳網山と杁差岳の一角


良く見れば知った人達が


広い斜面を滑る


快適、快適


登りの軌跡

inserted by FC2 system