山 行 記 録

【平成24年1月3日/坊平高原〜刈田岳】



刈田岳避難小屋



【メンバー】単独
【山行形態】山スキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】刈田岳1,758m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】曇り
【参考タイム】
ライザスキー場駐車場8:50〜廃線リフト10:30〜刈田岳避難小屋11:10-11:40〜駐車場12:30

【概要】
 遠出をする元気もないので今回も坊平高原でのスキーハイキングである。駐車場からは青空に映える中丸山が見えたもののゲレンデの上部は例によって厚い雲が居座っていた。ゲレンデを登っている間は風もないのでけっこう汗が流れたが、お田ノ神を過ぎると視界はなくなり風が徐々に強まっていった。途中スノーシューをはいたゲレンデスキーヤーと先日お田ノ神小屋で一緒になった地元氏を追い越した。廃線リフト小屋を過ぎると強烈な西風が背中をビシビシと叩くようになる。視界もないので今日もコースは前回と同様にリフトの鉄塔下を進んだ。3日前とほとんど同じコースなので不安はないが風速十数メートルの風はやはり半端ではない。それに馬ノ背での気温は−12度C。体感温度は−20度C以下と厳しいほどの寒気で気温の低さはこれまでにもないほどだった。刈田岳の山頂を通り過ぎると前方に避難小屋が見えてくる。小屋は巨大なエビのシッポの固まりとなっていてこれが山小屋だとはとても思えない。澄川スキー場からあがってくる人もなく避難小屋はがら空きだった。ストーブに火を入れてしばし冷え切った体を温めた。温かい飲み物と菓子パンを腹に入れると気持ちがほどよく落ち着いた。そして頃合いをみて下山にとりかかった。下りは向かい風になるので今日もゴーグルや目出帽で身を固めて外に出た。まもなくすると夏山リフトの鉄塔下を下るスノーシューの二人組に出会った。二人は悪天候のため馬ノ背で引き返してきたらしかった。良くなるかと思われた天候は午後になってますます悪くなっている。今回も半分トレーニングのような一日が終わる。幾分明るかった上空は再び薄暗くなりかけていた。


中丸山に日が射していました


リフト終点上部


烈風の馬ノ背


刈田神社


刈田岳避難小屋


小屋の中


登りの軌跡

inserted by FC2 system