山 行 記 録

【平成23年11月3日/朝日連峰 白兎尾根から長井葉山】



祝瓶山(奥ノ院から)



【メンバー】単独
【山行形態】秋山装備
【山域】朝日連峰
【地形図】(2.5万)羽前葉山、(20万)村上
【山名と標高】長井葉山1,210m
【天候】晴れ
【温泉】長井市「はぎの湯」400円
【参考タイム】
白兎登山口9:10〜水場11:03〜葉山山荘11:10〜奥ノ院11:25-12:10〜白兎登山口13:50
  
【概要】
 またまた仕切り直しの長井葉山。白兎尾根を登ってからちょうど1ヶ月たち、今日は先日の雨模様とは一転して澄んだ青空が空いっぱいに広がっている。くぼんだ登山道にはさらに多くの落ち葉が降り積もり、それは膝近くまでもあってまるで新雪をラッセルしているかのようだ。軽い軽い。カサカサとした乾いた音も心地よい。落ち葉を蹴散らしながら歩くとはこういうことなのだ。紅葉はすでに里まで下りてきていて、山の中腹までが見頃だった。林を透過してきた日差しは逆光となって色づいたブナやカエデをいっそう際だたせている。中腹を過ぎると彩りが次第に少なくなり、標高が800mを超えるとほとんど葉っぱも見当たらなくなってゆく。その分だけ見晴らしはよく、山頂まではまだ遠いというのにどこからでも葉山の稜線が見渡せる。楽しいねえ。里山歩きといっても捨てたもんじゃない。葉山山荘までは2時間かかって着いた。先日とくらべると20分も余計にかかっているのが意外だがそんなことはまあいいか。葉山神社からはもちろん大朝日岳が見える。褐色の山肌はいかにも晩秋といった感じでどことなく寂しい。奥ノ院への途中で葉山湿原に立ち寄ってみる。草紅葉の湿原を枝ばかりの灌木が取り囲んでいるだけで実に静かだ。ここが1200mの山の上とはとても思えない雰囲気がいい。いつきても別天地を思わせる。小さな鞍部から登り返したところが奥ノ院。この小さな山頂からは祝瓶山が正面に見えた。尾根道を見ていると先日の行程がよみがえってくる。たった1週間前のできごとなのにボクは懐かしさでいっぱいになってしまい、しばらくこの山上に居座ることにした。


登山口近くの紅葉


登山道で


登山道で


葉山湿原

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