山 行 記 録

【平成23年8月15日/刈田駐車場〜熊野岳】



山頂でくつろぐ



【メンバー】3名
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】熊野岳1841m
【地形図】(2.5万)蔵王山、(20万)仙台
【天候】晴れ
【参考タイム】
刈田駐車場10:10〜馬ノ背11:00〜熊野岳11:30-13:30〜馬ノ背〜刈田駐車場14:30

【概要】 
 今日はお盆で帰省している子ども達を連れての蔵王トレッキング。刈田駐車場から極めて短時間で稜線にたてる蔵王でも一番楽なコースとした。なにしろ二人とも最近は山登りというものを全くしていないので足を痛められても困るのである。下界は相変わらず猛暑の予報がでていたが、刈田駐車場までくれば爽やかな風が吹き渡るようになり、高原のありがたみをしみじみと思った。

 月曜日とはいっても観光客は結構多かった。それもほとんど県外ナンバーばかりで、遠く関西や山陰、さらには九州からの車もある。みんな観光を兼ねながら下界の暑さを逃れるためこの蔵王にやってきているようだった。駐車場から馬ノ背まではわずかな登りだったが、二人とも結構疲れているようにみえたため、お釜を眺めながら一休みをしてから一路熊野岳へと向かった。

 熊野岳ではさらに涼しい風が流れていた。日が陰ると寒いほどの風である。僕たちは記念写真を撮ったりしながら山頂の一角に腰をおろして昼食の準備をはじめた。今日の目的はここまでであり、今日は時間の許す限りのんびりしようと決めていた。どうせ急いで下界に下っても暑いだけなのだ。長男はかなり疲れたのか横になって眠り始めたため、タープを張ることにした。いつもザックに忍ばせている一人用の小さなものだが、こんな時にはとってもありがたいものとなる。ポールの代わりにストックを立てて、張り綱も石で止めるので自然にも優しい。長男は早くもいびきをかいており、この狭いタープの下に3人で横になってしばらく眠った。

 熊野岳の山頂では2時間も滞在していた。いつまでも涼しい稜線からは去りたくはなかったのだが、西側からは雨雲が迫っていた。ラジオでは月山から飯豊連峰までの広い範囲にわたっての予報を盛んに報じている。それでも馬ノ背付近では小雨がぱらついたりした。天候の急変のせいだろう。馬ノ背の登山リフト降り場では観光客の長い行列ができているようだった。


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