山 行 記 録

【平成23年7月30日/朝日連峰 古寺鉱泉〜古寺山】



雨の古寺山



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】古寺山1,501m
【地形図】(2.5万)朝日岳、(20万)村上
【天候】曇りのち雨
【温泉】西村山郡朝日町「いもがわ温泉」150円
【参考タイム】
古寺鉱泉10:00〜一服清水10:50〜ハナヌキ分岐11:15〜三沢清水11:50〜古寺山12:10〜古寺鉱泉13:50

【概要】
 当初は大朝日岳を往復する予定でいた。しかし、早朝から薄暗く空全体が雨雲に覆われていたため二の足を踏んでいた。様子見をしているうちに、晴れそうな空模様を見て自宅を出たのだが出発は9時近くになってしまい、遅くなったことから小朝日岳と鳥原山を周回するコースに計画を変更した。

 古寺鉱泉発は午前10時。古寺鉱泉には10数台が駐車中だった。といっても満車というわけではないので今日の朝日連峰はそれほど混み合うというわけでもなさそうだった。期待した天候も回復傾向だったのは平地だけだったらしく、朝日町はすっかり雲の中に入っていた。

 出だしが遅くなったことから少し飛ばしたつもりだったがそれでも一服清水までは1時間弱かかった。今にも雨が降り出しそうな蒸し暑さのため全身汗だらけであった。辺り一帯は濃い霧に包まれてほとんど展望はなかった。遅い朝食を兼ねて休憩をとり再び歩き始めた。

 雨が降り出したのはハナヌキ分岐を過ぎたあたりからだった。小雨程度だろうと様子をうかがっていたのだがそのうち本降りとなったため雨具を身につけた。この辺りで小屋泊まりだったらしい登山者達がチラホラと下ってきた。また途中で7、8人の団体を追い越した。これは日暮沢から登ってきた人達で、今日は大朝日小屋泊まりらしかった。三沢清水まで登るとさらに雨足が強まった。

 三沢清水から古寺山までは20分ほどで到着した。雨は一向にやむ気配はなく、大朝日岳や小朝日岳は深い霧の中だった。展望が全く何もなくてはなんの楽しみがあろうか。これから小朝日岳へと向かう気持ちはとっくになくなっていて引き返すことに迷いはなかった。天候さえよければいつでも来られるということもあり、僕は雨が降りしきる古寺山を後にした。


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