山 行 記 録

【平成22年4月18日/姥沢〜姥ケ岳



姥沢からの登り



【メンバー】西川山岳会9名(柴田、安達、神田、荒谷、大江、菊池、大場、蒲生)+ゲスト(川口)
【山行形態】山スキー、冬山装備、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】姥ケ岳 1,669.7m
【地形図】(2.5万)姥ケ岳、(20万)村上
【天候】曇りのち雪
【参考タイム】
姥沢駐車場8:00〜リフト上駅9:40-11:10〜姥沢駐車場11:50

【概要】
 今日の予定は品倉尾根のため、全員が湯殿山スキー場に集合し、3台で姥沢スキー場に向かった。しかし、月山道路は高いところでは圧雪、シャーベット。志津温泉付近では雨であった。当然ながら山の姿も見えなかった。月山スキー場はすでに営業時間を過ぎていたのだが風雪のためリフトが動いていない。これをみて僕たちは躊躇わずにリフト上駅へとシールで登ることにした。

 昨日は東京でも40数年ぶりの降雪があったという。月山でもかなりの積雪があったようだった。しかし、あいにくの風雪では視界もなく、ただ黙々と樹林帯のなかをのぼってゆくばかりである。予報では晴れるはずだったのだが、天候の回復はかなり遅れているようだった。リフト上駅に到着するとさっそく休憩所に逃げ込んだ。ほとんど視界がない上に吹雪き模様ではこのまま突っ込むわけにはゆかなかった。

 この時点ではまだ紫灯森から品倉尾根をくだることになんの躊躇いもなかった。なにしろ25キロ以上も離れた湯殿山スキー場に車も何台も置いてきているのである。紫灯森さえ越えれば天候は良くなる一方と考えていたのだ。しかし、休憩所でいくら時間をつぶしていても天候は変わらなかった。1時間以上経っても状況は変わらず、むしろ天候は悪化する一方だった。これではあきらめるしかない。とりあえず車で湯殿山スキー場に戻って、計画の練り直しをすることにした。そう決まれば行動は早い。四方八方が見えない中を急いで滑降にうつった。風雪の中では滑っているのか停まっているのかさえわからず、酔っているような感覚に襲われた。そのためなんということもないところで転倒するものが続出する。これではかなわないのでリフト沿いの樹林帯に方角を変えた。樹林帯は予想以上のパウダーを味わうことが出来たので不幸中の幸いといえなくもなさそうである。久しぶりの新雪を味わいながら僕たちは駐車場にむかった。


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