山 行 記 録

【平成21年6月7日/朝日連峰 おけさ堀〜葉山山荘〜奥ノ院



奥ノ院から望む祝瓶山



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】葉山1200m
【地形図】(2.5万)羽前葉山、(20万)村上
【天候】曇り
【参考タイム】
登山口8:15〜オケサ堀9:15-9:30〜嘉永堰1010〜勧進代分岐〜葉山山荘10:50〜奥ノ院11:00-11:10〜葉山山荘〜オケサ堀12:40-13:00〜登山口14:00

【概要】
 朝から曇り空でパッとしない天候だったが山は出かけてみないとわからない。6月に入ってからの葉山なんていつ以来だろうか。半年以上の山スキーが終わって久しぶりの夏靴である。ビブラムソールのぐいぐいと地面をつかむようなフリクションが心地よい。山菜採りの軽トラが1台あるだけで登山者はいないようであった。

 オケサ堀まではなだらかな道が続く。道端にはショウジョウバカマが咲き始めているが、周りを見渡すとタニウツギが盛りであった。オケサ堀にはちょうど1時間で着いた。朝飯をここで腹にいれる。オケサ堀からは一転して斜度が増す。ここまでがあまりに平坦だったからだろう。山スキーからみればたいしたことはないのに、見た目よりも急斜面に感じるから不思議だ。残雪もところどころに現れる。ムラサキヤシオはまだ蕾も多く、季節はまだ春浅い感じであった。

 まもなくひっそりと佇む葉山山荘に到着した。雨が落ちてきそうな雰囲気だが幸い高曇りといった状態が続いている。ときどき晴れ間もでるのでちょっと得した気分だ。葉山神社に参拝後、奥ノ院へと足を伸ばしてみることにした。お田代湿原も雪はすべて消えている。ほどなく到着した奥ノ院からは祝瓶山を望むことができた。この光景を見られただけでよしとしよう。風が結構あるので肌寒い。Tシャツも汗で濡れていてここでは長袖を羽織った。

 奥ノ院を後にするとあとは下るだけだ。聞こえるのはウグイスの鳴き声と風の音だけ。訪れる人もなく今日は静かな葉山である。まだタラノメやコシアブラがたまに残っていたりしてわずかながらポケットに入れた。これはさっそく今晩の御馳走になるだろう。勧進代の分岐を過ぎると左手には白鷹町の様子が一望となる。最上川の手前には田植えの終えた田圃と散居集落が広がっていた。何度も見慣れた風景なのに今日は新鮮に映った。いつもと違って見えるのは歳のせいかもしれなかった。


inserted by FC2 system