山 行 記 録

【平成21年4月13日/姥ケ岳〜西斜面〜石跳川】



装束場付近を滑る



【メンバー】2名(妻)
【山行形態】山スキー、冬山装備、日帰り
【山域】出羽三山
【山名と標高】姥ケ岳1,670m
【天候】晴れ
【温泉】西川町 水沢温泉館 300円
【参考タイム】
姥沢駐車場発10:20〜リフト上駅発11:00〜姥ガ岳山頂11:40〜装束場12:00〜ネイチャーセンター(志津)13:40

【概要】
 今日は久しぶりにカミさんとの山スキー。連日好天が続いていて今日は平地でさえも24度まで上がるというのだから驚く。融雪がどんどんと進んでいると思うと悲しくなるばかりである。こんな状況では雪のあるところも限られるので今回も月山へと向かった。週末の混雑振りはすっかり影をひそめ駐車場も疎らである。様変わりしたような静かな月山スキー場だった。

 リフト終点からはシールを貼って姥ケ岳へと登って行く。時間も遅いためだろうか。月山へと向かっている人はほとんど見当たらない。目を凝らしてみると一人か二人牛首付近を歩いているのが見えるだけであった。それに比べて姥ケ岳を登っている人は意外といるようだった。快適なザラメ雪にはシールもしっかりと効く。前日の疲れも残っていたが心地良いシール登高だ。ほどなく山頂へと到着すると大勢の人達が休憩をしているところだった。山頂は木道や地肌がかなり出ていてすでに夏山のような雰囲気が漂っていた。

 僕たちはスキーを担いで西側へと回り込んだ。回り込むとすぐに品倉尾根と湯殿山が目に飛び込んでくる。木道から少しだけハイマツが邪魔をしているがすぐ直下からスキー滑走が可能だった。雪が少ないと言ってもここ姥ケ岳ではまだまだ豊富である。見渡す限りの積雪にうれしくなるほどだ。広大な姥ケ岳の西斜面は月山にも引けをとらないほどの規模がある。滑っても滑っても沢底までは結構な距離があるのだ。快適なザラメ雪をひと滑りしたところで昼食とすることにした。そこは湯殿山を眼下に望める場所で人の姿もほとんどみられない静かな姥ケ岳の一角であった。

 装束場付近はまだまだ多くの積雪に覆われていた。2、3人が装束場から湯殿山を登ろうとしていたが、そのうち途中から石跳川に滑り降りていった。のんびりとそんな風景を眺めていると時間の経つのも忘れそうであった。僕たちは休憩を終えると石跳川に沿って下って行く。週末も多くの人達で賑わったのだろう。石跳川の両岸には数え切れないほどのシュプールが残っていた。その後も僕たちはバス時刻までの時間調整のために何度か途中で休憩をとりながら久しぶりの石跳川を楽しんだ。しかしこの長い石跳川コースもスキーでくだれば早い。初夏を思わせるような春風を全身に受けながらスキーを走らせていると、たちまちネイチャーセンターが目前に迫っていた。

湯殿山を正面に一休み(姥ケ岳西面にて)

コース概要

inserted by FC2 system