山 行 記 録

【平成17年7月9日(土)/飯豊連峰 倉手山



倉手山登山口


【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、日帰り
【山域】飯豊連峰
【山名と標高】倉手山 952.5m
【天候】曇り時々霧雨
【温泉】小国町 国民宿舎「梅花皮荘」500円
【行程と参考コースタイム】
登山口10:50〜倉手山12:10-12:20〜登山口13:10
  
【概要】
倉手山の駐車場に着くとしばらく霧雨が降り続いていた。晴れそうな気配もするので車内でしばらく様子を伺っていると、新潟ナンバーのワゴン車が1台やってきて6人ほど登っていった。その後、曇り空になったのを見計らって登り始める。登り始めは相変わらずの急登が続く。雨上がりのためか、蒸し暑くて汗が止めどもなく流れ、首に卷いていたタオルが絞れるほどだ。先週、この倉手山では山開きが行われたらしく、登山道はきれいに整備されて歩きやすかった。両足が異様に疲れていて、喘ぎ声を吐きながらも、50分ほどでようやく稜線にでた。山頂まではあと700mという標識が立っているところで、ここに立つと、もうひと登りという気持ちが湧いてくるところだ。稜線には爽やかな風が流れ、視界も一気に広がる。倉手山の山頂はもう目前であった。しばらくヤセ尾根をたどると最後の急坂となり、もう一息、もう一息と自分を励ましながら最後の力を振り絞った。

山頂では先行していた6人組がすでに缶ビールを空けて宴会を始めていた。現地調達したのか、コッヘルでタケノコ汁などを作っているようであった。この倉手山の山頂は飯豊連峰の大展望台となっているのだが、あいにく厚い雲が稜線を覆ったままで、残念ながら飯豊連峰の主要なピークはほとんど見えなかった。しかし、低山とはいいながらも、この
倉手山山頂からは見晴らしがよく、気分はいいものであった。目前に聳える飯豊の梶川尾根や丸森尾根をながめながら、コンビニで買ったおにぎりとヨーグルトで軽い昼食を取った。休んでいる間にも晴れ間が広がるのを期待していたのだが、そのうち再び霧雨が降り始めてしまい、次第に雨粒までが大きくなってゆくのを見るとさすがにがっかりした。せっかく登ってきた山頂だったのでのんびりとしたかったのだが、濡れるのも嫌なので早々にザックを片づけて下山を開始することにした。この倉手山は片道1時間程度といつもならばハイキング気分で登れるのだが、体調がいまひとつとの私にとって、今日は文字どおり、精いっぱいの山登りであった。


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