山 行 記 録

【平成17年4月16日(土)/吾妻連峰 天元台〜大沢下り




吾妻連峰はすっかり春山の雰囲気だった
(砂森のコル付近で)


【メンバー】2名(妻)
【山行形態】テレマークスキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】吾妻連峰
【山名と標高】中大巓1,964m
【天候】雪のち晴れ
【温泉】米沢市白布温泉 かんぽの宿(500円)
【行程と参考コースタイム】
天元台リフト終点10:00〜中大巓10:40〜人形石11:00〜明月荘12:15-13:00〜放牧場15:20〜牧舎(除雪終了地点)15:30

【概要】
今日はカミさんとの初めての大沢下りである。この時期はすでに放牧場まで除雪が終了しているので、牧舎付近に車を1台留めておくことにした。天気予報では好天の予報がでていたが、関根付近を走っているうちから雨が降り始めてしまい、気落ちしながら天元台に向かった。

リフトに乗っているとまもなく雪が降り始める。早めに出発したグループがいるようで、北望台からは2、3人分のトレースが人形石へと続いていた。ただでさえ滑りやすいアイスバーンの上に、今降ったばかりの雪がうっすらと載っているという雪質のため、カミさんは途中からスキーアイゼンを装着した。中大顛山頂は風雪で目前の人形石も見えなかった。下ればなんとかなるだろうと、シールをはずして明月荘に向かって滑り始める。視界は悪かったが、意外と滑りやすい雪面に、カミさんと楽しみながら下った。広大な弥平衛平をのんびりと歩き、鞍部からは再びシールを貼って明月荘に到着する。先行組はすでに大沢駅に向かって下ったらしく、小屋の周りには踏み跡だけが残っていた。天候は相変わらずだったが、先ほどからみればだいぶ明るくなっている。小屋でのんびりとお湯を沸かしたりしながら昼食を楽しんだ。

小屋を出ると風は強かったが、斜面を下り始める頃からだいぶ天候が回復してくる。気温が低いだけに雪質は良く、しばらく快適な滑降が続いた。「忠ちゃん転ばし」の急斜面はさすがにカミさんもとまどっていたが、大きく迂回しながら横滑りなどでしのいだ。砂森のコルからは完全に天候は回復し、眩しいくらいの青空が広がった。頭上からはジリジリとした日差しが降り注ぎ、アウターや手袋は不要となった。天候さえ良ければ大沢下りは楽しいばかりだ。途中で適度な小休止をとり、林道を絡めながら快適に下ってゆき、放牧場からは爽やかな風を楽しみながら最後の滑降を楽しんだ。牧舎付近はきれいに除雪が完了されていて、周囲にはすっかり春の雰囲気が漂っていた。

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