山 行 記 録

【平成17年2月11日(金)/箕輪スキー場から箕輪山



強風の中、箕輪山の中腹から引き返す二宮氏


【メンバー】2名(二宮、蒲生)
【山行形態】テレマークスキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】安達太良連峰
【山名と標高】 箕輪山1718m(強風のため途中撤退)
【天候】曇り時々雪&強風
【行程と参考コースタイム】
箕輪スキー場リフト終点9:30〜1550m地点10:15〜スキーセンター10:50
  
【概要】
箕輪山はスキー場から左側のCリフト1本を利用すると山頂までの高度差は約340m。また山頂直下までゆける右端のAリフトを乗り継げば高度差は200mしかないので、山頂までの往復だけならば初級者向けのコースだが、鉄山避難小屋まで足を延ばせばより充実感のある山スキーコースとなるようである。今日はとくに元文部省登山研修所講師である経験豊富な二宮氏と一緒なので、鉄山まではなんの問題も無いコースだったが、しかし冬山となるとやはり天候次第ではある。

Cリフト終点で登山届けを提出し、さっそくシール登高を開始すると、季節風がビシビシとぶつかってくる。上空には青空がみえているのに、今日の風はハンパではなかった。ゴーグル、目出帽、ネックウォーマーの完全装備でさえも、凍傷に成りそうな程の強烈な風であった。体ごと吹き飛ばされるほどの風には進むこともままならず、登りはじめてまだ1時間も経っていなかったが、途中で箕輪山の山頂は断念した。

スキーセンターにもどった後は4時間券を購入し、リフトを利用して林間パウダーの滑走三昧。もちろん天候が落ちつけばいつでも山頂に向かうつもりなのでザックは担いだままであったが、終日、穏やかになることはなく、荒れ模様はかえってひどくなるばかりであった。しかし登山届けを出しているのをいいことに、手つかずの斜面を探し求めては勝手気ままに滑り続け、結果的に山頂から滑り降りるよりも山スキーらしい充実した一日になったようである。
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