山 行 記 録

【平成16年4月17日(土)/姥ケ岳〜石跳川〜志津温泉】



石跳川の源頭部付近


【メンバー】2名(妻)
【山行形態】テレマークスキーによる山行、冬山装備、日帰り
【山域】出羽三山
【山名と標高】姥ケ岳1,670m
【天候】曇りのち晴れ
【温泉】西川町 水沢温泉館 300円
【行程と参考コースタイム】
 
姥沢駐車場発10:00〜リフト下駅10:30(リフト)リフト上駅発10:45-12:30〜姥ガ岳山頂13:00〜石跳川(途中休憩)〜ネイチャーセンター(志津)15:00

【概要】
今日の予定は姥ガ岳から湯殿山の予定である。車を下山予定のネイチャーセンターに置き、姥沢までは町営バスを利用した。朝から曇り空だったが、昼前後から晴れ出すとの天気予報から、なるべく出発は遅い方がいいだろうと意識的にゆっくりと準備をする。しかし10時ちょうどに駐車場を出発したが、月山はもちろん姥ガ岳も濃い霧に包まれてほとんど見えなかった。視界がなくてはツアーどころではないので、晴れるまでリフト上駅の避難小屋で休憩をとることにした。下界は初夏を思わせるような陽気が続いていたのに、今日の真冬のような気温の低さにはがっかりするばかりだった。はじめはコーヒーを作ったりしながら時間つぶしをしていた。しかし、いくら待っても晴れる気配がなく、しまいには昼食用のラーメンまで食べ終えてしまった。2時間近くもこんなことをしているとモチベージョンは下がる一方である。他にも天候待ちの登山者やスキー客が入ってきてはあきらめて出ていったりしたが、視界がないなかでも元気なのはゲレンデスキーヤーだけであった。

結局小屋を出たのは12時30分。視界は相変わらず悪かったが、時々ガスが晴れて青空が見えたりするようになったのがせめてもの救いだろうか。すでに今日の湯殿山はあきらめていたが、ネイチャーセンターまでは戻らなければならず、石跳川を下るコースに変更をした。シール登高で姥ガ岳まで登ると山頂にはやはり休憩中の若い人達が大勢いるので驚いた。姥ガ岳の山頂からは磁石で方角を定めて北斜面に向かう。藪が出ているところは少しスキーを担いだ。北面なのに雪解けが早いのにがっかりする。雪の斜面にでると急斜面は斜滑降や横滑りで凌ぎながら石跳川へと下ってゆく。滑降も楽しみだったが見えないところで怪我をしても始まらない。ここはカミさんにとって横滑りのいい練習場所となったわけである。まもなく石跳川の緩斜面に降り立つとようやくガスの中から抜け出して下界が見えるまでになる。風も収まりかけており、ようやく休憩する気分になったところでザックをおろした。ところどころで大勢のグループが同じように休憩しているのが見えた。そこからは姥沢との合流点付近を通過して、ネイチャーセンターをめざすだけであった。この石跳川のコースは悪天候の際のエスケープルートにもなるところだが、ここはやはり澄み切った青空こそが相応しい。今日は終日気温が上がらず体は冷え切っていたが、熱いお茶を何杯も飲んで元気を取り戻した私達は、下山後の温泉を楽しみに一路、ネイチャーセンターに向かった。


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