山 行 記 録

【平成14年11月24日(日)/北蔵王連峰 関沢〜雁戸山(途中敗退)】



視界が悪い上に雨も降りだしたため
標高1,100m付近で引き返す


【メンバー】単独
【山行形態】冬山装備、日帰り
【山域】北蔵王連峰
【山名と標高】雁戸山1,485m、
【天候】曇り時々雨
【行程と参考コースタイム】
関沢登山口10:00〜標高1,100m地点11:20-12:20(昼食)〜関沢登山口13:00

【概要】
昨日、蔵王の熊野岳山頂から久しぶりに北蔵王連峰を眺めながら、最近雁戸山に登っていないことに気づき、早速今日登ってみることにして笹谷峠に向かった。しかしその笹谷峠はすでに冬の通行止めに入り関沢ICからは進めなくなっていた。雁戸山にはこの関沢IC近くの関沢登山口からも登れるので通行止めのことはそれほど問題はなかった。しかし今日も快晴に恵まれるだろうと思っていた天候は、残念ながらこの北蔵王一帯だけ厚い雲に覆われていて、関沢付近では快晴どころか霧雨が降る雨模様だったのである。天候が悪ければ登るつもりは全くなかったのだが、西の空を眺めると晴れる気配も漂っている。まあ悪天候になればいつでも引き返そうと思いながら登山口を歩き出した。

登り初めは全く雪はなかったが、途中から徐々に積雪が現れ、雪面には昨日登った人達の踏跡が残っていた。踏跡があれば雪道はなんの苦労もせずに歩くことができるので、今日の雁戸山は楽勝かと初めは思っていた。ところが、徐々に快復するだろうと思われた天候も、途中からガスが漂いはじめてだんだんと視界が悪くなっていた。そのうえ霧雨も休みなしに降り続けている。それでもしばらく登り続ける。そしてまもなく笹谷峠からの登山道との合流点が近いと思われる付近まできたところで立ち止まった。登り始めてから1時間30分ほどになろうとしていた。

天候は良くなるどころかますます悪くなっていたが、とりあえず昼食を取りながら様子を見ることにした。鍋焼きうどんを食べ、コーヒーを飲みながら1時間ほど天候の回復を待ってみた。しかしガスは一向に晴れる気配はなく、霧雨も少し小雨模様に変わってきている。雨の中、展望もない山頂になんの魅力があるだろうか。そんなことを考えていたら雁戸山の山頂までゆく気力が急速になくなってしまったのである。昨日の天候があまりに良すぎたせいだろうか。2匹目のドジョウを期待しすぎたのが悪かったのかも知れない。こんな日もあるのだと思いながら下山した。


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