山 行 記 録

【平成14年10月19日(土)〜20日(日)/飯豊連峰 胎内尾根(滝沢峰〜一ノ峰〜二ノ峰)】



二ノ峰山頂から見る飯豊の主稜線(13:20)
中央左が門内岳、右端が北股岳
眼下には藤七ノ池が見える。すごい高度感だ
まもなくするとこの視界もガスに遮られてしまった



【メンバー】単独
【山行形態】夏山装備、ツェルト泊
【山域】飯豊連峰
【山名と標高】池平峰1024.8m、滝沢峰1361.4m、一ノ峰1,548m、二ノ峰1,642.4m
【天候】19日(曇り)、20日(雨)
【温泉】胎内温泉「胎内パークホテル」500円
【行程と参考コースタイム】
(19日)胎内ヒュッテ6:55〜 ブナノ峰〜見晴台7:40〜 頼母木越7:46〜 五葉峰8:15〜池平峰8:45〜雨量観測所9:00 〜
     郷倉峰9:50着/9:55発〜滝沢峰1025着/1030発〜小桜ノ池11:00〜一ノ峰11:50〜二ノ峰1315着/13:20発〜
     藤七ノ池付近14:25(引き返し地点)〜二ノ峰15:25〜一ノ峰16:05〜滝沢峰直下17:15(ツェルト泊)
(20日)幕営地点6:20〜滝沢峰6:30〜郷倉峰6:55〜池平峰7:50〜五葉峰8:15〜見晴台8:50着/9:00発〜
     胎内ヒュッテ9:40
【概要】
飯豊連峰で主要な登山コースのうち唯一残されていたコースが胎内尾根である。以前から気にかかっていたのだが、利用者がほとんどいないことから廃道化が進み、また最近の登山地図からは難ルートを示す赤色の点線さえも削除されてしまい、登るきっかけをつかめないままになっていた。いつしか廃道になったとはいえ、以前のガイドブックにはよく紹介されていたものである。しかし3年ほど前から個人がボランティアでヤブの刈り払い作業をしてくれているということを聞き、現在は少なくとも滝沢峰から小桜ノ池付近まではなんとか道が通じていることがわかった。とはいってもその後の情報は何一つ入ってはこなかったが、紅葉のこの時期にとりあえず実行に移してみることにしたものである。次週になれば降雪の恐れもあるので今週末は今年最後のチャンスかもしれなかった。天候は今日一日曇りの予報が出ており、明日になると雨もあるかも知れないというのが少し気がかりである。しかし山はやはり出かけてみないとわからない。少しは日も射すだろうと期待して自宅を出た。

胎内尾根は長く険しい超ハードなコースだ。そして一ノ峰からは猛烈なヤブ漕ぎが必要だというので、私が持っている古い登山地図のコースタイムは全く当てにはならない。稜線上の小屋に一日でたどり着けないことも想定してツェルトを持参した。足ノ松尾根から登って、下りに胎内尾根を使うことも考えたが、登ってこその胎内尾根という気持ちもどこかにあって最初から逆コースとした。水場もこの時期は当てにはならないので水関係では水筒約2リットル、ウイダーイン1個、みかん4個、果物缶詰1個をザックに詰めた。

胎内ヒュッテの駐車場には4、5台しか留まっていなかった。この周辺では釣り人もおおいのでこの車が登山者のものとは限らないがこの時期にしてはかなり少ない。やはり天気があまりよくないためだろうか。ヒュッテに登山届けを提出しながら今日の入山者を確認してみたが胎内尾根に入っている人は誰もいなかった。ゲートをくぐって約100mほど車道を進むと右手に下りて行くコンクリートの坂道があり、下りたところに警告文が書かれた立て看板があった。

「通行不能のお知らせ
「胎内ヒュッテ」より「胎内尾根」を経由して「二ッ峰」に至るルートについては、地形及び道路状況等の不良により登山道としての管理は行っておりませんので、通行をご遠慮願います。通行不能間 胎内尾根(頼母木川吊橋〜二ッ峰)
 下越森林管理署   黒川村」

さらに進むと少し長い吊橋があり、渡りきったところにも先ほどと同じ警告文が掲げてあった。頼母木川をはさんで対岸の尾根に取り付くと、最初は緩やかなブナ林の道もだんだんと急になった。急登の連続だが徐々に見晴らしが良くなってゆく。途中にブナノ峰と書かれた古い登山標識が現れ、その後もこの菱形の標識は滝沢峰まで所々に残っていて、この胎内尾根は以前にはよく歩かれていたことがわかる。ブナノ峰から頼母木越えまでは約0.6kmとあった。

なだらかなピークから少し下ってゆくと松の木に木の看板が打ちつけられた見晴台についた。右手には二王子岳からの稜線が伸びており、左手下には足ノ松尾根の登山口へと続く車道と胎内尾根を貫くトンネルへの橋が見えた。この橋も遠くから見るとすごい高さだ。しかしせっかく胎内尾根を登っているのに、場違いなような舗装道路がしばらくの間眼下にみえているというのは興趣が殺がれた。

見晴台からはもったいないほどの下りになった。鞍部には頼母木越えの標識があり、次の五葉ノ峰までは0.84kmと、標識としてはずいぶん詳しい距離が表示されている。再び登りとなってまもなくその五葉ノ峰の標識が現れたが、ここは単なる稜線の通過点にしか過ぎずピークという感じがあまりしないところだった。いったん下ったあと、鞍部から池平峰までは長い急坂の登りが続いた。登り切った池平峰は縦に長いヤセ尾根上のピークであった。ここには三角点はあるものの周りが少し広くなっている程度で、潅木に遮られて展望はないため少し先の見晴らしの良いところにザックをおろし水を飲み軽く小休止した。

池平峰を下ると樹林帯の中の台地状とも窪地ともつかない、割合に平坦なところを歩くようになった。左手には池塘が半分乾いてしまったようなぬかるみがあり、その少し先にも1ヶ所現れた。この付近が池ノ平と思われた。少し進むと左手には登山地図にもあるカマボコ屋根の雨量観測施設があらわれた。ヤブの中に半分埋もれているようで、現在も使われているかどうかはわからないような施設である。この先しばらく薄暗い樹林帯の道が続き、また笹ヤブが道を覆ってわかりにくくなっているので少し不安になるところだ。

やがてザレ場となって両側が切り立った場所にでた。途中の樹林の間から遠目に見たときには、いわゆるナイフリッジのようなところにみえたのだが、実際は肩幅程度はあるので慎重に通過すれば問題はなかった。風が渡っているので汗をかいた体には気持ちの良い場所だ。右手には二王子岳からヤンゲン峰に続く稜線。左手には鉾立峰から大石山、頼母木山への稜線が見えていた。このヤセ尾根から左に突き上げているのが郷倉峰らしかった。日差しはないのに汗が止めどなく流れ続けている。振り返ると歩いてきた尾根道といくつもの大小のピークが見えた。このあたりの紅葉はちょうど盛りであり、切り立った岩肌と赤や黄色に色付いた木々のコントラストが美しい。日差しがあまりないのが残念だった。

郷倉峰の山頂からは遮るもののない展望が広がっていた。展望の良さの割には三角点はなかった。あいにくガスが周りを取り囲むように広がり始めてしまったが、ときどきガスの切れ間から紅葉に彩られた峰々が見え隠れした。そして行く手にはカモシカ岩をはさんで滝沢峰がうっすらとガスの中に浮かんだ。やがて胎内川のほうから上がり始めたガスに全く視界がなくなってしまい不安が募ったが、その後ガスが少し晴れてきたのを見て先に進む。常に見えていた二王子岳はいつのまにか厚い雲に隠れてしまっていた。やはり天候は下り坂に向かっているようだ。郷倉山の下りはほとんど垂直の崖になっていて長い固定ロープを頼りに下った。登りではさほどではないかもしれないが、下りでこのロープがないとかなり難しいと思われる箇所だ。

前方には滝沢峰と左手には一ノ峰と思われるピークがガスに見え隠れしていた。その姿には少し不気味な感じが漂っている。途中岩場のトラバースやアップダウンを繰り返しながら登って行く。両側が切り立っているだけに結構慎重に通過する。ここの岩場が地図上のカモシカ岩らしかった。滝沢峰はもう目の前に迫っており、もうひと踏ん張りと汗を流した。

10時30分。滝沢峰の山頂にようやく到着した。三角点とすぐそばには朽ち果てて読めなくなった登山標識が横たわっていた。胎内ヒュッテからここまで約3時間30分。重いザックを背負ってきたにしては順調なペースである。汗はすでにびっしょりだったが体調は問題ない。この分ならなんとか行けそうだと安心し、ドラ焼きを半分とみかんを1個食べた。滝沢峰山頂から二ノ峰と一ノ峰を仰ぐとガスがもう稜線の半分を隠していた。潅木には登山道と思われる窪みが稜線に沿って続いており、くねくねと左に大きく下り、そして右へのピークへと伸びている。この滝沢峰から一ノ峰までもまだまだ遠く、二ノ峰は遥かかなたに見えた。その二ノ峰から右へのスカイラインは藤十郎山、赤津山の稜線らしかった。

滝沢峰を下り始めると再び陽が差し始めた。振り返ると丸みを帯びた紅葉の滝沢峰が美しい。道はたしかに今までよりも不明瞭とはなったものの道形がわかるので進むのにそれほど難しくはなかった。笹が伸び放題となって道を塞いでいる箇所もあるが山慣れしている人であれば問題はない。これもボランティアの人が道刈りをしてくれたおかげだろうと感謝した。途中、右手に小さな池塘が現れ、まもなくすると左手にも見えた。ここが小桜ノ池らしく周りは草地となっていて幕営も可能な場所だ。小桜ノ池からは再び登りとなり、まもなくすると前方にはすっきりした三角錐の一ノ峰が目に入ってきた。

ようやく一ノ峰に着く。山頂は草地に花崗岩が散乱しているところで抜群の展望が広がっていた。一ノ峰と二ノ峰の間には大崩沢が切れ込んでいる。それは急峻な大瀬戸沢へと吸い込まれてゆき、急斜面の岩肌に紅葉の衣をまとった姿はまさに壮絶と絢爛を一緒にしたような渓谷美を見せている。相変わらず雲が湧いたり消えたりを繰り返していて、すっきりとした晴れ間はなかなか見られなかったが、時々ガスが晴れると見事な光景が広がった。縦に長い山頂の端に立つと、うねうねとした稜線の先に二ノ峰が見えた。幾分左に首を傾げたような形は奇異にもみえたものの、その姿には胎内尾根の盟主の風格が漂っているようだった。

一ノ峰からは予想どおり猛烈なヤブ漕ぎとなった。背丈を超す笹ヤブも大変だが、潅木が密集している中のヤブ漕ぎは想像を超えていた。潅木には至る所に蔓が絡まっているので一歩進むのも困難を極めた。そのうち追い打ちをかけるように足がつってしまった。ハイペースできたツケが回ってきたのかと暗澹となる。突然襲ってきた痛さに我慢できなくてヤブの中でもんどりうった。ヤブの中では起きあがることも一苦労だ。この時は運良く尾根から草地にいったん逃れて足を休めることができた。しかし尾根をはずしては先に進めそうもなく、足を少し休めた後ふたたびヤブの中に入った。枝を思いっきりつかんで体をヤブの中に突っ込む。疲労がかさんできているようで、急斜面を登る途中でまた足がつったりした。一ノ峰からは全く道がなかったのだ。

途中、左側が崩落している場所があって、ヤブ漕ぎで疲れた体やつりそうになった足を一時休めることができた。ここは大崩沢のちょうど源頭部にあたるところらしかった。そして再び笹と潅木の中に突っ込んでゆくと徐々に急斜面のヤブ漕ぎになった。視界がないので方角を定めて山頂付近をめざして上へ上へと少しずつ進んだ。どのくらい時間が経ったのだろう。疲れ果てて時計を見る余裕もなくなっていた。苔むした大きな石が足下にゴロゴロしはじめ、やがて大きいダケカンバが現れると傾斜が緩やかになった。そして潅木を抜け出したところが二ノ峰の山頂だった。

一ノ峰を発ってから1時間30分かかっていた。山頂は狭く、ほんのわずかしかないところだったが、ものすごい高度感に圧倒される。それだけに眺望は素晴らしく、飯豊の主稜線が目前に大きくそびえ、門内岳の左肩には門内小屋も小さく見えた。目前に見えるとはいっても稜線まではかなりの距離があるように見える。山頂から下った後もさらに大きく標高を下げてから登り返さなければならいなようである。眼下には草原が広がり、藤七ノ池が縦長にえぐれたような形に見えている。私はこの大展望に満足し、ザックを放り投げ大の字になって天を仰いだ。とにかくヤブとの格闘で疲れ切っていた。

二ノ峰の絶壁には長い鎖と針金があって急斜面を一気に下った。ここも鎖がないと下るのはかなり困難な箇所だった。下りきったところからは道形がはっきりするだろうと思っていたのだが、予想に反して尾根上の踏跡らしき所を進むうちに再び道がなくなってしまった。正面にはいままでと同じ様にヤブが立ちはだかり、そのうちにガスがあたりを覆いはじめる。周りが全く見えず頭上も見えないヤブの中で方角を失いそうだった。そして一歩動くのにも体力を消耗した。

ヤブとの格闘とはいっても、ただもがいているだけのようでもあり、距離はいくらも進まず時間だけが過ぎてゆく。ガスのために周りは真っ白で、相変わらずヤブの中で身動きの取れない状態が続いていた。この付近はまだ藤七ノ池付近の尾根上だろうか。ここで急に不安に襲われたのだ。天候に対する不安、体力に対する不安などが頭の中で交錯した。再び晴れると思っていたガスがなかなか晴れる気配のないことも不安をあおった。ここでビバークをしても明日雨の中をこの地獄のようなヤブ漕ぎを続ける自信がなくなっていた。先ほどまでは二度と通りたくないと思っていた猛烈なヤブの中に再び戻ることには確かにためらいがあったが、少なくともこの先、視界のない中でのヤブ漕ぎよりも、すでに歩いてきたヤブの方がなんとかなるかも知れない・・・。門内は目前だったが引き返そうと思った。

距離は200mもないはずなのに二ノ峰まで引き返すだけで1時間もかかった。そして二ノ峰から一ノ峰までは再び苛酷なまでのヤブ漕ぎが待っている。濃いガスに覆われた状態では誤って藤十郎山の稜線に入ってしまう恐れがあるため、ここからは慎重に方角を定めてヤブに突っ込んだ。さきほど登ってきたときの痕跡はほとんど残っていなかった。

一ノ峰まで戻るとようやく安堵感に包まれた。二ノ峰からはちょうど40分かかった。一ノ峰から二ノ峰間を登りで1時間30分かかっているのでちょうど半分くらいで戻ったことになる。しかし両手両足は潅木に終始押しつけられて傷だらけになっており、筋肉もぱんぱんに張っている。新しかった軍手はボロボロとなり、特に右の軍手は穴が大きく二つもあいてしまい、今にも裂ける寸前になっていた。

水筒の水は既に底をついていたので途中の小桜ノ池で水を汲んだ。この小さな草原は平らな部分もあるので幕営にはちょうどよいと思われる場所だったが、まだまだ不安が消えないので先に進んだ。アップダウンがいくつも続き、もうまもなく滝沢峰だと思うのだがなかなか着かない。ニセのピークにだまされ続けていた。すでに午後5時を過ぎておりもう暗闇が迫っていた。途中の鞍部でこの日の力が尽きた。

暗い中でようやくツェルトを張り終え缶ビールを開けた。喉が乾いていただけに一口目はうまかった。しかし妙に苦くて喉をうまく通らない。食欲もないので半分残っていたドラ焼きだけを食べてすぐに寝た。ツェルトを張った場所はヤセ尾根の途上の狭い鞍部のため、エアーマットもなく寝心地は最悪だったが、横になれるだけでうれしかった。しかしゴツゴツした地面は寝返りを打つ度に体のあちらこちらが痛み、足先に少し力を入れただけで足がつった。

夜、眠っていると何者かの足音でふと目が覚めた。どうやら夜行性の動物が徘徊しているらしく、私は不安に駆られて思わず大声を張り上げた。ツェルトの中にいるとはいえ、布きれ一枚では何の役にも立ちそうにもない。この胎内尾根は飯豊連峰でも特に原始の自然が保たれているだけに動物達にとっては絶好のテリトリーなのだ。考えてみればツェルトを張ったこの場所もケモノ道の一部なのかもしれなかった。真っ暗闇の中、この奥深い胎内尾根で今たった一人なのだと思うと一気に心細くなってしまった。

(2日目)
未明から小雨が降り出していた。シュラフは内部の湿気でかなり濡れている。朝方薄明るくなったのを見計らい、ツェルトの中で雨具を着て外に出てみると、外は濃いガスのために視界が4〜5mほどしかなかった。ツェルトを撤収してお湯を沸かし、カップラーメンを作る。昨日の昼頃から何も食べていないはずなのに少しも食欲がなかった。無理して胃袋に押し込んだが、食後に食べた果物の缶詰はおいしかった。

登り始める頃から雨が少し強く降り始めてきた。急な斜面をひと登りするとすぐに滝沢峰の山頂に出た。ツェルトを張ったのは本当に山頂直下だったということを知った。昨日無理をしたためだろうか。膝の裏とふくらはぎの筋肉に切れそうなほどの痛みがあり、これではだましながら下るしかないと思った。滝沢峰からは急な下り斜面が続き、雨で滑りやすくなっているのでかなり注意しながら下った。特にカモシカ岩の通過は濡れた岩の上に落ち葉が載っているので非常に気を使った。その上ヤセ尾根は木の根が多く露出しているので簡単に滑りそうであった。周りの潅木をつかみながらも数回スリップする場面もあって肝を冷やした。落ちれば下まで止まらない箇所である。ザックにつけていた熊避けの鈴がいつのまにかなくなっていた。

昨日登ってきたときはそれほど気付かなかったが、滝沢峰からも数え切れないほどのアップダウンがあり、これでは登りも下りも所要時間に変わりがないのもうなづける気がした。しかし池平峰から五葉ノ峰を過ぎると一気に標高を下げはじめ、最後の登り返しの見晴台を登り切るとようやく安全地帯にたどり着いた心境になった。ここからは1時間程度の下りで頼母木川にかかる吊橋に出るはずであった。見晴台にザックを下ろして最後の休憩をとる。私は雨に煙る景色を眺めながら、昨日の一ノ峰や二ノ峰の山頂から見た、その圧倒されるような眺望をしばらく思い返していた。様々な思いがよぎっていたが、休みなしに雨が降り続いているのを眺めながら、やはり昨日は二ノ峰から引き返して良かったのだとあらためて考えていた。



頼母木川に架かる吊橋を渡る(7:00)



切り立ったヤセ尾根(7:46)
刃渡りのような尾根の上を歩く



滝沢峰山頂から二ノ峰(最奥)と一ノ峰(その手前のピーク)を仰ぐ(10:25)
間には多くのピークがある



滝沢峰山頂から見る一ノ峰への縦走路(10:32)
この付近はまだ道形がわかる



滝沢峰から一ノ峰に向かう途中、滝沢峰(右奥)を返り見る(10:42)




小桜ノ池(11:00)




鋭いピークの一ノ峰を仰ぐ
滝沢峰と一ノ峰のほぼ中間地点(11:14)



一ノ峰山頂付近から大崩沢(手前中央)
この大崩沢は壮絶ともいえる渓谷の大瀬戸沢に吸い込まれてゆく



一ノ峰の山頂から見る二ノ峰(11:48)
左に首をもたげたような奇異な感じだ



二ノ峰
門内岳方面に下り初めてまもなくの頃(13:38)
山頂直下には長い鎖と針金が設置されている
手前にひとつピークがある



滝沢峰直下でビバークする(翌朝、5:40頃)
フラッシュを焚いているのでガスが反射している



※参考 扇ノ地紙からみた胎内尾根のパノラマ写真(1週間前の展望)2002.10.12撮影


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