山 行 記 録

【平成12年5月13日/朝日連峰 長井葉山 (1,237m)】



長井市の街並みを背に急斜面を登る



【メンバー】8名
【山行形態】日帰り
【山域】朝日連峰
【山名と標高】長井葉山 1237m
【天候】曇り時々晴れ
【温泉】長井温泉「桜湯」300円
【行程と参考コースタイム】
長井市草岡 8:10(360m)〜オケサ堀 10:00(800m)〜葉山山荘1(1237m)2:00-13:30(昼食)〜長井市草岡16:00

【概要】
恒例になっている我々の山の会の山開きである。明日は市民登山も予定されている。途中までの登山道沿いにはカタクリ、イワウチワ、イチリンソウが咲き乱れ、斜面にはマンサク、コブシの花も盛りで山はすっかり春の彩りに包まれている。昨年は雪が多くて途中で迷ったりしたことがあったが、今年はそれに比較にならないほどの大量の雪がまだ残っていて、いくらも歩かないうちから早々と雪が現れ登山道を塞いでいるのでびっくりする。当然、オケサ堀からは全く夏道がないので残雪の上を歩くことになる。踏跡もなくここ最近歩かれていないようだ。最初晴れていた空も登るに従って雲の中に入ったらしく視界がなくなる。歩き慣れた山も一面の残雪とガスの中では不安だ。標識もないので磁石で方位を確認しながらの登りになった。急斜面を登り切り視界が開ける場所まで来るとまたガスが晴れだして視界が戻った。それからは快適な春山の残雪歩きとなった。夏山としては魅力がない山だが広く残雪に覆われた時期に登ると全く違った山として魅力が倍増するから不思議である。山頂の葉山神社は昨年建て替えされて新しくなっていた。小屋の中では持ち寄ったビールで乾杯。食事の後は今後の山行の計画などに話が弾むが、皆酔いと疲れのために横になって一休み。しばらくして窓の外が暗くなったかと思うまもなく、大きな音を立てて雨が降ってきたが、出かける頃になってまた陽射しが戻ってきた。

下りは広い雪原の上をそれぞれ、思い思いのコースで歩く。少しでも急斜面があるとシリセードをして楽しんだ。下山後は例によって長井温泉「桜湯」の岩風呂に浸って疲れを癒した。湯に浸かっていると空が真っ暗になって大粒の雨が降りだし同時に雷鳴がとどろいた。山では春の陽光に包まれていたのに天候の急変に驚くばかりである。しかし我々の行動中には雨には降られず、偶然とはいえ天候に恵まれた山開きとなった。


まだ雪に閉ざされている「オケサ堀」


葉山山荘目前


通称「壁」の急斜面をグリセード、シリセードで楽しみながら下る


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